名波はるかの遥かなる旅の軌跡

特別編:旅の疲れを癒すため、みなみ整体院に行ってきました

2023/10/04

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いつもはいろいろなところへ旅をする「名波はるかの遥かなる軌跡」ですが、今回は旅の疲れを癒すため、東京は月島にある整体院「みなみ整体院」にお邪魔し、代表の南直樹さん(以下南先生)にお話を伺いました。 日本だけでなく世界中の患者さんの身体をその腕一本で改善してきた整体師が教える、常識を覆す「身体の整え方」とは? そして、人間本来の身体を取り戻すために作られた「江戸人からだ研究会」とは? これまでに約5万人以上を施術してきたその秘密をたっぷりと聞いてきましたよ。

まずは施術を体験

今回、お話を聞く前に施術をしていただきました。
南先生の施術は、よくある整体やリラクゼーションマッサージなどとは異なるそうです。
身体に出る筋肉の緊張を取り除き、ゆるんだ身体をつくることで、身体の歪みを整え、不調を改善するだけでなく、あらゆるスポーツでのパフォーマンスアップや日々疲れない身体をつくることを実現しているそうです。

まずは身体全体の表面的な力みや緊張を抜くところから始めてくれました。
南先生の施術は身体のあらゆる部位の筋肉の緊張に気付かせてくれます。また、施術自体はこれで本当に身体が変わるのかなと心配になるほどソフトなのに、どんどん筋肉がゆるんでいき、驚きました。

治療を終えて

南:

実際に施術を受けてみていかがですか?率直な感想をお聞かせください。

名波:

施術ありがとうございました。今まで体験してきた整体やマッサージとは違い、何も考えなくても自然と姿勢がまっすぐになった気がします。

南:

いいですね。『何も考えなくても自然と』姿勢がまっすぐに、がポイントです。
多くの方が姿勢を良くしようと『頑張って』=筋肉を力ませて、良い姿勢をキープしようとします。猫背改善には腹筋や背筋の筋トレを謳うメディアやジムも多く、良い姿勢には筋肉・筋力が必要だと思われている方も多いですが、実際には、姿勢は無意識かつ自然と良い状態であることが理想です。そうでなければ、常に姿勢のことを意識していないと姿勢が崩れてしまいますし、筋肉を緊張させすぎて疲れてしまいますね。

名波さんの場合、良い姿勢をキープしようとして、上半身の筋肉をガチガチに固め、すごく無理した状態だったので、まず初めにガチガチに力み固まった筋肉をゆるめました。

名波:

ガチガチに固まっていた自覚はないのですが、ゆるんだことで力んで緊張していたことに気付きました。でも不思議です。筋肉に力を入れている方が良い姿勢でいられると思ったのに、ゆるんだ今の方がラクに姿勢良く座っていられるんです。

南:

良い姿勢には筋肉が全く必要ないわけではないのです。正確にいえば、骨に近い筋肉=インナーマッスルが使えることが大切です。インナーマッスルを使えていれば、表面の筋肉はゆるゆるにゆるんでいるので、肩が凝る、腰が張るといったこともなくなります。詳しくは私の本に書いていますが、腰がすわった赤ちゃんのイメージです。筋力がなくても、姿勢よく座っていますよね。表面の筋肉がゆるんだことで、結果的に、赤ちゃんのように無理することなく、本来の正しく良い姿勢になったということです。このように、身体が本来あるべき姿や状態になるための施術を私たちの整体院では行っています。

名波:

そういうことなんですね。南先生の施術はさすったり、軽く触れたりするだけですよね。マッサージのようにゴリゴリ揉んでもらう方が痛くて効いている感じがしますが、これも何か秘密があるのでしょうか。

南:

よく勘違いされるのが、マッサージのように長時間かけて揉んだり、ストレッチをしてぐいぐい痛いのに筋肉を伸ばした方が良いと、効いてると思う方が多いのですが、実際には、強い刺激は身体にとって負担が大きく、悪影響を及ぼすこともあります。

本来、痛みは身体からのSOSなのに、なぜ痛いぐらい揉んでもらったり、ストレッチしたりしてしまうのでしょうか。脳はイタ気持ちいいことを快楽と感じているかもしれませんが、身体は反対に緊張し、力み凝り固まってしまう。だからこそ、身体に負担をかけない・力ませない施術をすることが大切だと私は考えています。

実際に今回感じていただけたと思いますが、数分間軽く手を当てているだけでしたが、施術後の効果を体感していただいたと思います。多くの方はこの身体の変化に驚き、信じられないようですが、大切なのは健康に近づくことです。身体への正しい刺激量で、身体をしっかり変化させていく。 これが、本当の意味での身体を良くするということだと考えます。

経歴について

名波:

どのようにして、整体師になられたのですか?

南:

私は身長が157cmとかなり低いのですが、格闘技や武道が大好きで、強くなりたいという思いが昔からありました。ボクシング、柔道、空手など色々やってみたのですが、どうしても身体の大きな人が有利になってしまう。

そんな中、合気道に出会い、合気道は身体の大きさに関係なく、小さい人でも大きな人に勝つことができることを知り驚きました。どうして勝てるのか調べると、単に身体をどのように使っているかという使い方だけではなく、どんな身体で、つまり、どんな筋肉や骨や関節の状態で技をかけているのかに行き着いたのです。そこから身体の研究に猛烈にのめり込んだことが整体師になったきっかけです。

名波:

その後すぐに整体師になろうと思ったのですか?

南:

実はその頃、理系の大学で経営学を学んでいました。自分の合気道道場をやりたいという夢はありましたが、まずはサラリーマンになって経験を積もうと思ったので、卒業後は企業に就職し、サラリーマンになりました。 ただ、合気道に直結する身体の研究をどうしても続けたくて整体の道に進みました。

名波:

身体の研究はどのようにされたんですか?

南:

高校の時にはすでに身体に興味関心があったこともあり、武術の本などは読み漁っていました。会社を退職後、整体の専門学校に入り勉強しましたが、その時は今のようなスタイルではなく、よく街中で見かけるようなゴリゴリのマッサージをしていました。

名波:

そこからどのようにして今のスタイルに変わっていったんですか?

南:

開業して整体師人生をスタートするのですが、患者さんの施術をすればするほど、治せる患者さんだけでなく、治せない患者さんも増えていったのです。腕が落ちたわけではなく、むしろ経験を積み、治せる患者さんが増えるのとともに紹介の患者さんも増えているのに、今のテクニックでは治せない人がいるのはなぜなのか。筋肉以外のもっと深い何かがあるのではないかと思い、神経や脳、内臓など身体に関する他の分野を学ぶことにしました。そこからスタイルが徐々に変わってきた感じです。

名波:

どのように変わっていったんでしょうか。

南:

強い刺激を加えないと身体が変わらないなんてことはない。適切な刺激量こそが重要だと考えるようになりました。温泉に浸かるだけでも身体がゆるみ、ビーチサイドの波の音を聞くだけで力が抜ける…誰しも経験したことがあるはずです。強く揉み解したわけではないのに身体がゆるんでいく。このゆるみが大切です。身体は様々な要因で緊張したり、力んだりして固くなります。毎日ゆるめられていれば、固さが残り続けて肩こりに悩むこともなくなるでしょう。

しかし現代人の多くはガチガチに固まっている人ばかりです。そんなガチガチの人を強く揉み解そうとしたら、返って緊張して力んでしまいます。とにかく力みを生まないよう、最低限でかつ効果的な刺激量で施術を行う。それが今のスタイルであり、大切にしていることです。

江戸人からだ研究会とは

江戸人からだ研究会 ホームページ

名波:

南先生は「江戸人からだ研究会」という活動もされているようですね
こちらはどういった活動になるのでしょうか

南:

身体のことをもっと多くの人たちに知ってもらおうという思いで始めました。
海外の患者さんの施術は頻繁には行えませんし、国内でも遠方にお住まいでなかなか私の施術を受けられない方も、つらくならない身体、肩こりや腰痛にならない身体をご自身でつくることができれば、安心です。そのためには、どうすればそういった身体を自分でつくることができるのかを皆さんに知ってもらう必要があり、 江戸人からだ研究会を立ち上げ、セミナーを行い、健康な身体づくりの普及活動をしています。

たとえば、名波さんはこれができますか?

名波:

えええ、どうなってるんですか? 手首がどうしても一緒に回ってしまいます。

南:

床や壁に手をついた状態だとできると思いますが、本来はそうしなくても(上腕骨だけを)動かすことができるのです。これが身体の使えるパーツを増やしていくということの1つの例です。人体には365個の関節があるのですが、自分の意思でその全てを使いこなしている人はほとんどいません。

名波:

江戸人からだ研究会という名前にしたのはなぜですか?

南:

江戸時代以前の身体というのは、肩こりや腰痛はなかったと言われています。
これは身体を「筋肉は筋肉」「骨は骨」「関節は関節」というように、『構造通りに』ちゃんと使えていたということですが、たとえば侍は刀を使いますよね。振りかざすときはパワー(筋力)で振っているのではなく、身体を使いこなすことで振りかざしているのです。

西洋の剣を想像してもらいたいのですが、西洋の剣は刃が両方についているので全力で振りかざせば骨ごと身体を叩き割ったり、突いたりすることが容易にできます。それは誰にでもできますよね。
一方、刀は片側にしか刃がないですし、横から力をくわえるとすぐに折れてしまいます。 本当にきれいに斬ろうと思うと力だけではなく、身体を使いこなす必要があるのです。

江戸時代の人たちは身体の中身の状態を理解してるんですよね。身体を本来の構造通りに正しく、そして上手くつかいこなしている。

侍の話は一例であって、大切なのは、そういった人間が持っている身体を構造通りに正しく使えるようにする、つまり江戸時代以前の人々が当たり前であった身体を取り戻すために「江戸人からだ研究会」にしました。

名波:

江戸人からだ研究会には誰も参加できるのでしょうか?

南:

ホームページにお問い合せフォームがありますので、まずはそちらからお問い合せ下さい。

みなみ整体院について

名波:

ここからはみなみ整体院についてお話をお伺いしたいと思います。開業にあたり、なぜこの月島という場所を選んだんですか?

南:

整体の専門学校を卒業したあとにこの近くの整体院で働いていて、その流れで月島に開業することになりました。
地元が埼玉県川口市なのでそこで開業しようと思っていたのですが、当時の患者さんから近くでやって欲しいというリクエストが多かったので、まずは近くで始めようというのがきっかけです。

名波:

最初からこちらの場所でスタートしたんですか?

南:

いえ、最初は今の場所からすぐ近くのアパートの一室を借りてスタートしました。治療院を始めて2・3か月ほどで有り難いことに、予約が取れない人気の治療院となりまして(笑) 多いときで1日40人は診ていたと思います。その後スタッフを雇い、今の場所に移りました。

名波:

整体というと肩こりや腰痛、猫背などに悩まれている方が行くイメージがありますが、始めたときはどんな方を診られていたのですか?

南:

最初は肩こりや腰痛、猫背などもみていました。しかし、そもそも肩こりや腰痛になりづらい身体をつくることが大切なのではないかと考えるようになり、凝った肩や痛い腰をどうにかする、その場しのぎのための施術をするのではなく、寝て起きたら元気いっぱいの子どものような、回復力の高い身体づくりを目指すようになりました。

ですので、当院には、肩こり・腰痛だけでなく、子宮筋腫や不妊症、アトピー、がんなど、病院で原因不明といわれてしまうような症状を抱えた方が多く来られます。どんな症状であっても、その症状が治りやすい身体をつくることが大事だと私は考えます。

名波:

そうなんですね、それだけ多くの施術を行っていると多くの問い合せがあると思いますが、初めての方はどうすればいいのですか?

南:

初診は問診や検査を通して現状をしっかり把握してから施術をしていきますので、まずはお問い合わせいただき、ご予約を取っていただければと思います。
※ページの最後に、お問合せフォームやお電話など、治療院の詳細を載せておりますのでご確認ください。

海外治療について

名波:

南先生は海外でも治療をされているそうですね。

南:

先ほど合気道の話をしたと思いますが、海外の方たちはガタイが良くて、日本人とは身体のつくりが違います。そうなると彼らより小さい私が勝つ方法を調べたくなるんですよね。さらにはお国柄なんて言われたりもしますが、それぞれの国で考え方が違うので身体への負担のかかり方も違う。もともと海外旅行が好きだったので、旅行も兼ねて海外での治療を始めました。ここ数年はコロナで行けませんでしたが、多いときは毎月行っていましたね。

名波:

海外の患者さんたちはどうやって集めたんですか?

南:

最初は知り合いの紹介から始まり、現地で施術を行っていたのですが、その患者さんがさらに新しい患者さんを紹介してくれてどんどん広まっていくといった感じですね。
結果、アメリカ、香港、ドイツ、イギリス、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランド等で施術してきました。

書籍「自分の身体と向き合う「ゆるませ習慣」のススメ」を出したきっかけとは

名波:

9月29日に書籍「自分の身体と向き合う『ゆるませ習慣のススメ』」を出版されたそうですね。こちらはどういったきっかけで出すことになったんですか?

南:

「江戸人からだ研究会」の話になるのですが、ここには整体師もいれば、一般の方もいて、実際に教えてみると、上手い下手の差が結構みえてきます。 長年整体師をしているから、トレーナーをしているから、身体のことを良く知っているから=上手い、というわけではなく、一般の方の方が上手い場合もあります。

この違いが何かというと、『身体の中身をどのような状態で使っているか』です。
上手い人はインナーマッスルや骨を無意識に使って施術したり、身体を動かしたりしています。どこの筋肉に力が入っていて、どの骨を使って、どこの関節が使われているのか。多くの人が、表面や表面的な形に捉われて、中身が全くみえていない。中身をみるという考えすら浮かばない。中身の存在さえ知らない。これは非常に問題だと思います。同じ動きをしていても中身が違えば、片方の人には効果的に、もう片方の人には裏目に働くことがあるからです。こういった概念をもっと多くの人に知ってもらいたいというのが、今回本を出す一つのきっかけになりました。

もう一つのきっかけは、海外です。
海外の患者さんを常に私が診るというのが難しかったので、まずは自分たちでやれることをやってもらおうと、私が行くまでの期間はご自身でケアしてもらおうというのがもう一つの理由です。

今後の展望について

名波:

今後の展望などお聞かせ頂いてもいいでしょうか

南:

「江戸人からだ研究会」で、もっと多くの人たちに教えていきたいですね。

私の夢は、整体院や整体師、マッサージ店やマッサージ師をなくすことです。自分の身体を自分で治すことが出来ればみんな元気になりますしね。 力み固まり、凝り固まって、あちこち痛くてつらいという身体ではなく、子どものようなふわふわで健康的な身体を大人も取り戻してほしい。

そのために、『ゆるます』という概念を皆さんにもっと知ってもらいたいです。ゆるませ方法は本書に書いていますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

南直樹(みなみ・なおき)

東京都中央区佃の「みなみ整体院」院長。
5万人以上の施術実績を持ち、芸能人・アスリート・医療従事者らからも支持されている。近年は「江戸人からだ研究会」代表・フィジカリストとして、江戸時代以前の身体の在り方を伝え、自分自身で身体を整える・健康へ導く方法の普及に注力している。

今回のインタビューを記念して、南先生の最新書籍「自分の身体と向き合う『ゆるませ習慣』のススメ」を先着500名の方にプレゼント!

「自分の身体と向き合う『ゆるませ習慣』のススメ」をご希望の方は下記応募フォームリンクよりお申込み下さい。
※2023年10月19日(木)18時まで
※好評につき期間延長!:2023年11月30日(木)まで

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<注意事項>
※応募フォーム内の注意事項を合わせてご確認ください。
※賞品の発送は日本国内に限ります。
※プレゼントはお一人様1度限りお申込みいただけます。
※複数回申し込まれた場合、無効となりますのでご注意ください。
※ご登録の住所が不完全でプレゼントが返戻された場合は再送いたしません。
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※ご案内は2営業日以内にメールで届きますのでご確認ください。


今回訪れた場所

みなみ整体院

住所〒104-0051 東京都中央区佃2-14-10 月島 R80番館【
電話番号080-6929-7519
営業時間10:00~22:00
駐車場院の近くにコインパーキングがあります
アクセス■都営大江戸線月島駅6番出口 徒歩1分
■東京メトロ有楽町線月島駅6番出口 徒歩1分
HP公式サイトはこちら
予約方法電話・LINE(登録はこちら)・メールフォーム
※完全予約制
※メールフォームからの予約は24時間・年中無休で受付中

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