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2022年という区切りの始まり
2022/01/21年初来、マーケットメディアの混乱ぶりは、いかにも波乱の年の始まりにふさわしい。 NYダウは年初二日上昇しただけで日本のメディアには証券界の予測が並び今年は日経225が35,000円の予想が出たりしている。 それが翌日には…
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黄金比率のポイントを踏む米国長期金利
2021/11/12米国の長期金利の流れを見ると、ほぼ40年サイクルで金利が反転することが多い。 1861年金利ピーク、1901年金利ボトム、1941年金利ボトム、金利1981年ピークである。 今までのところ2020年3月が長期金利10年物…
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天井を見たNYダウ、次に上向く時期は…
2021/10/08大恐慌以来の米国のNYダウ株式相場の推移を大局で俯瞰すると1932年に大恐慌の底40ドル、その後1966年-68年に1000ドルに到達、1973年には1067ドルで天井をつけている。大恐慌の底から40年である。若干重複す…
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中国の分水嶺
2021/09/10中国が四半世紀にわたって毎年二けた近い経済成長を続けてくることができた最大の要因はもともと何の価値も見いだせなかったタダの土地が、押し寄せてきた外資企業相手に飛ぶように売れたからである。 そのきっかけになったのが1991…
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今後のバイデンの議会運営について
2021/08/171兆ドルのインフラビルが上院を通過した。それ自体ほぼ奇跡的である。 上院での賛成票は69票、100人の上院議員のうち50人は共和党なので、共和党からの賛同者が19人も出たということである。もちろんトランプは反対なので、そ…
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バイデン政権最初の躓き
2021/06/106月7日付のNYタイムズに、民主党上院議員のマンシーン(ウェスト・バージニア州選出)の反乱の記事が出ている。 彼はもともと共和党の強い、ウェスト・バージニア州という貧乏州の代表で、民主党議員でありながら今まで何度も共和党…
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FRBの受難
2021/05/11バイデン政権の財政、金融政策の総動員でマーケットにはインフレ懸念が高まっている。インフレ関連の経済指標は確かに1年前のコロナ禍最悪期と比べると、YOY (前年比)で高い目の数字が出るが、それはもちろん本質を映していない。…
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バイデン政権の考え方
2021/04/13大統領に就任してからのバイデンの積極性に驚きを感じる人は多い。 ただのワシントン歴50年の政治屋だと思っていたのが、大変身なのである。 バイデン政権の下では今までの政権ほどエコノミストの力が強くない。 というかバイデンは…
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バイデン・パッケージの意味するところ
2021/03/11かねてから米国政治経済は40年ぐらいの周期で,変化してきていることを指摘してきた。 いまから40年前というと、事件でいえば1979年10月のFRB議長のボルカーによる金利革命である。金利の水準コントロールをやめてマネーサ…
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ワクチン摂取録
2021/02/1512月から始まった、米国の新型コロナウィルスのワクチン接種が大分進捗しつつある。 2月11日現在の数字では全米で完全接種者が3.4%、部分接種者(2回のうちの1回の接種を受けた人)は10%となっている。 2月11日の新規…