昨日の友は今日の敵
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47代大統領が就任して1ヶ月が経過しました。
この1か月間にこの大統領は、三権分立の一つであるEXECUTIVE BRANCH の大統領権限で、Legislative branch (立法機関―議会)、Judiciary branch(司法機関―最高裁判所)の米国政府の権限を独り占めにしそうな勢いで走っている。
この暴走大統領を本来掣肘するのが、議会であり、裁判所であるが、議会は47代を恐れて、議会の本来の権限である、予算執行をもWhite Houseに任せきりにしている。その他外交についても上院は全く声を出せない。(ウクライナに同情的な共和党上院議員は沢山いるが、暴走大統領を恐れて本来の共和党の政策である、ウクライナ援助の声を出せない)。
大統領令の多くは憲法違反であるが、それに対して、連邦裁判所ベースでの反対は多い。
しかし上告して最高裁までもっていけば、9人の裁判官のうち6人が保守、3人がリベラルでは、たいていの大統領令が合法となるだろうと思われている。
本来この暴走を食止めるのは最高裁の仕事だろう。彼らは選挙の洗礼を受けないから、暴走大統領を必要以上に畏れることはない。大統領も最高裁判事はクビにできない。
6人の保守派の判事のうち二人が寝返ると5対4で暴走を抑えることはできる。
基本的には保守派であるが、長官としてバランスを重視するジョン・ロバーツ長官、と最近リベラル寄りの判決を支持することが多い53歳の白人女性判事エイミー・バレットの二人が暴走大統領を抑える鍵になりそうだ。
議会で、下院は共和党220議席、民主党215議席となっており共和党から3人造反が出ると法案は通らない。その造反は主に共和党フリーダム・コーカスの保守派で、3月14日にやってくる連邦政府の債務上限の延長問題で、政府閉鎖の危機を演じることになりそうだ。
暴走大統領は無人の野を走るように駆け狂っているが、時間の問題で、いろんな掣肘に直面することになるだろう。
【掣肘】わきから干渉して、人の自由な行動を妨げること
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