極寒の就任式
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米国北東部は、北極振動と呼ばれる、北極からの冷たい空気が支配する1月20日に47代大統領の就任式は行われた。
NYでも最低気温が8度(華氏すなわち摂氏-13度)体感気温が-5度(摂氏-20度)、でハドソン河には上流で結氷した流氷が河を覆う荒涼たる風景の中での就任であった。
その後1月22日までこの極寒は続いた、あたかもこれからの4年間の米国の運命を予見するようなシークエンスであった。47代はまるでキングの様に振る舞い、矢継ぎ早にエクゼクティブ・オーダーを連発している。その中でもすごいのは1600人の議事堂襲撃者(21年1月6日)(中には懲役22年確定)全員の罪を恩赦するという暴挙である。
今更47代の非常識を嘆いてもしょうがない。彼は非常識に行動することが、米国を衰退から救い出す方法だと常に言っているからである。
選挙で大敗した民主党は、これから対47代でどう対処するかについてのコンセンサスはできていない。
NY タイムズのコメントも、47代がどこまで無理を押し通すことが出来るか、その試金石としてこの大量のパードン(恩赦)を実施するものと見ている。最高裁がどう動くか。そのあたりは予見きない。
本来政治的に中立のはずの法務省が、大統領の実質指揮下に入ることで、過去4年間トランプ虐め(と47代は言う)をやった連中が、今度は逆に痛い目に合うというのは、何事もパーソナルに受け止める47代(5歳児)の行動パターンとしては予想の範囲内である。78歳の子供が最高権力者という米国に救いはない。
この状況に不満を抱く人は多いが、47代の恐怖政治のもとであえて逆らわず、とにかく4年間我慢するということなのだろう。
いずれにせよ2015年あたりからこの国は変わった。それまでのプロテスタンティズムによる寛容な姿勢(きれいごと)から、人間の醜い本音が幅を利かす国になってしまった。
47代の演説を聞いている人間はにやにや笑いの人間が多い。47代のくだらないジョークに笑い、シニシズムで大事な問題を茶化すような姿勢が顕著である。
国が壊れるときは、このようなものかもしれない。
この47代の演説だけは聞きたくない。まったく無内容だからだ。
恐るべき形容詞の誤用で無内容をごまかすだけのものである。
早く4年が過ぎてほしい。しかしこちらも4年馬齢を重ねるので、絶望的にならざるを得ない。
尤もこの種のフィーリングは悲観のどん底で出るものかもしれない。
47代も今が絶頂なのかもしれないと思うことにしよう。
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