大谷翔平の異次元の活躍とドジャースの快進撃
> 無料のFX口座開設でお肉・お米のいずれかゲット!
MLBのレギュラー・シーズンがほぼ終了した。プレイオフに進出するチームもほぼ決定である。
大谷翔平のいるドジャースは、全30チームベストの成績で、プレイオフに進出する。
それにしても8月後半からシーズン終了までの大谷の活躍は異常であった。前人未到の50-50の達成や、場合によってはナ・リーグのトリプル・クラウンに迫る、最終2週間の打率の急上昇は目覚ましかった。もともとシーズン中盤までは大谷は数字は出すが、肝心のところで打たないという一般の評価であった。英語で言うとCLUTCH HITTERでなくどうでもよい所でホームランを打ったりして、それもランナーがいないソロホームランが多い。というのが一般の評価で、筆者もいい場面が大谷に回ってきても、どうせ凡退するとあきらめていた。
RISP(runner in scoring position )21打席で1ヒットなどという不名誉な場面もあった。しかしそれでも大谷の人気は素晴らしく450フィートを超えるマジェスティックなホームランは
Showman 大谷の見せ場であった。
この前半戦から大きく変わったのが8月23日の40-40達成であった。9回裏にサヨナラ満塁ホームランという派手な花火を打ち上げた日である。
大谷は生まれつきのスーパースターなのだろう。記録達成のときはその記録だけでなく打ち上げる花火がすごいのである。このあたりから大谷本来のパーフォマンスにスウィッチが入ったというか。CLUTCH 大谷に変身したのである。この2-3週間は大谷は2死で打順が回ってきても必ず結果を出すという神話が出来上がっている。(過去12ヒットのうちの11ヒットが得点に結びついている)
米国のスポーツ・メディアもこの異常な入神のパーフォマンスに、客観情勢では難しいけれど、大谷なら最後三冠王達成もあり得ると騒ぎ始めた。もうすでにナ・リーグのMVP は決まったようなものである。トリプル・クラウンがそれに花を添えることになるのかどうか。
プレイオフに向けてドジャース・ファンの間では、大谷の入神のパーフォマンスがあと1カ月続けば、ワールド・シリーズ制覇に到達するという楽観論が、神格化された大谷像とともに流布されている。先発投手陣が崩壊している現状で、ピッチングが大事なポスト・シーズンではドジャーズは不利というのが専門家の意見だろうが、今の大谷のパーフォマンスが続けば、先発投手に関係なく(リリーフ陣は自責点リーグ3位の成績)、ワールド・シリーズ制覇はありうる。
その背景には、デーブ・ロバーツ監督の采配もある。
シーズン最後の対サンディエゴ・パドレス3連戦の初戦で、9回にトリプルプレイで負けたケースがあり、米国のメディアも、YouTubeで見た日本のファンも監督の責任を囃すバカな連中がいるのに辟易させられた。結果論で話をされては監督は苦しい。誰がトリプル・プレーを予想できるものか。
筆者は日ごろからロバーツ・ファンで、投手陣崩壊で何とかリリーフをやり繰りしてここまで持ってきた彼の手腕は尊敬に値する。
ファンの連中が分かっていないのは、野球というのは負けていてもピッチャーを使うということである。
最初から3流の先発投手が打たれて大量点を被った場合は、その試合は捨てて、最悪でも5イニングは投げさせる。その結果そのピッチャ―の自責点は膨らむが、それには意に介せずに、長いこと投げさせ、出血をいとわない。大事なことは負け試合で無駄にピッチャーを浪費せず、翌日以降の試合でのブルペンの疲労を最小にすることを心掛けている。
そうすることによって、先発がダメでリリーフ陣に負担がかかり勝ちなチームの投手陣を、何とかマネージするのである。大敗するゲームもチームの疲労したリリーフ陣の疲労回復に役立てば無駄負けではない。
色々言われながら、上がってみればドジャースは30チームの最多勝である。選手がいいのかもしれないが、監督もいいのである。
> 無料のFX口座開設でお肉・お米のいずれかゲット!