米スウィング・ステートの役割
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後47日に迫った米国大統領選挙は相変わらず、ネックアンドネックの大接戦である。
NYタイムズの全国区はハリス50、トランプ46と今までの49対46から初めて4ポイント差でハリスが優勢度が若干増したが、全国区は、得票数で選ぶ選挙ではないので、あまり関係がない。
選挙の勝利は、各州に割り当てられている合計538人の選挙人【エレクトラル・カレッジ】の過半数である270を獲得した方が勝つ。
各州はウィナー・テイク・オールで、各州ベースで勝利した候補者がその州の選挙人を獲得する。
この国で、選挙しないでも、勝つのが決まっている州は、民主党はブルー・ステート、共和党はレッド・ステートと呼ばれている。
例えば、NY やカリフォルニアはブルー・ステートであり、テキサスやフロリダはレッド・ステートである。
レッドでもブルーでもなく選挙ごとに民主党が勝ったり、共和党が勝ったりする州をスウィング・ステートと呼ぶ。
この7-8州のスウィング・ステートをどちらの党がどのように制するかで選挙の結果が決まるのである。
選挙せずとも決まっている、ブルー・ステートの選挙人の合計は226人であり、レッド・ステートは219人である。残り93人分がスウィング・ステートの選挙人の数である。
過半数の270に到達するには民主党は93人中44人の選挙人を獲得しなければならない。同じく共和党は93人中51人を獲得する必要がある。
このスウィング・ステートの中でも最大の焦点は19人の選挙人を持つ、ペンシルバニア州である。ペンシルバニアは、ブルー、レッド全く互角であったが、最近のポールで民主党の優勢がはっきりし始めた。今のところ互角とは言えやや民主党優勢な州は、選挙人15人のミシガン、選挙人10人のウィスコンシン州である。もしこの北部連合があと6週間頑張ることが出来れば、ブルー・ステートが270人の選挙人を獲得、ハリス大統領の誕生となる。
レッド・ステートは51人の選挙人を積み増す必要がある。スウィング・ステートの中で、共和党有利な、ジョージア州選挙人16人、アリゾナ11人を加えると246人となり、ノース・キャロライナ、選挙人16人、ネバダ州選挙人6人を加えると 268人となり、それでも過半数270に届かない。もし ペンシルバニアの19人がレッド・ステートとなるならトランプ大統領の勝利となる。
いずれにせよペンシルバニアが最重要なポイントであることは間違いない。
そのペンシルバニア州がハリス4ポイントのリードと、初めて動いたので、少し意義ある変化が起こりつつあるのではないかと思われる。
尤もこのポールの人気がそのまま投票に直結することはないので、数ポイントのリードはあてにならない。その意味で極めて不明瞭な推測ではある。
後7週間の動きでこのペンシルベニア州の動向が最重要であることは間違いないだろう。
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