若林栄四 ニューヨークからの便り wakabayashi

24年版ディベート

2024/06/21

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11月5日の大統領選挙まであと4カ月半に迫ってきた。

6月27日には、バイデン VS トランプのディベートが予定されている。

今までの大統領選挙では、11月の投票に対して、9月頃に第1回のディベートが行われ、10月に入っ
てもう一度というのが慣例であったが。今回はスタートが早い。

両陣営が、これにアグリーしたのは、6月なら失敗しても、やり直しがきくという消極的な理由だと
いわれている。いかにも81歳 VS 78歳の老人対決にありそうなことである。

20年のディベートのときは、最初にトランプが張り切り過ぎて、ほとんどバイデンがしゃべる暇な
く、トランプが喋り捲ったので、評判が悪くなった。この男はもともと頭がよくないので、しゃべ
る内容が支離滅裂であるが、とにかく最初からバイデンを圧倒しようという試みが、バックファイ
アーして、評判を落とした。

今度はもう少しCIVIL な対応になるだろうし、主催のCNNは時間を超過してしゃべる場合はマイク
をミュートにして、音が入らないようにするということで対抗するらしい。

トランプの選挙ラリーは、MAGA相手なので、その内容は酷い。言葉がそこらへんのお兄ちゃんみ
たいな言葉でやるので、下品で聞いていられない。それに対して全国放送のディベートでは、その
言葉はつかえないから、まともな人間の英語でやらざるを得ない。まともな言葉でやるなら、きっ
ちり筋道の通ったことを言わなければならない。トランプは筋道と無縁の人間なので、自分の言い
たいことだけを言っていわゆるディベートにはなりにくい。結局最後は罵詈雑言で相手を非難する
得意のスタイルになるだろう。

バイデンはもちろんお爺さんなので、ディベートは苦手である。ディベートは頭の回転が速くない
と、すぐさま反論したり、上げ足を取ったりすることはできない。

バイデンの良い所は、見ていてこの人は良い人間であるというのを感じさせる人柄である。

人柄対決でいけば、悪人のトランプに対して、圧倒的にバイデン有利だろうが、それがディベート
でうまく表現できるか。バイデンは子供のころ吃音で苦労した人で、今でも喋りが下手である。

それを乗り越えて、若干でも選挙に有利になものにできるかどうか。

バイデンがディベートに勝つのを期待するのは難しいが、頭の悪いトランプがやり過ぎて自滅する
というのはありそうな展開である。

ディベートの後は、7月11日にトランプの有罪の判決が出る。(禁固刑になるかどうか)、7月15日
には共和党大会でトランプが正式に候補指名を受ける。

党大会以降は本格的な選挙戦である。

今のところトランプ有利のポールはそれほど変化していない。民主主義の危機という民主党のスロ
ーガンが効果を発揮するか。いよいよ追い込みである。


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プロフィール

わかばやし・えいし
若林栄四

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍中。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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