米国の良識?
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マージョリー・テイラー・グリーン(MTG)という、ジョージア州選出の連邦下院議員(共和党)
がいる。トランパーのバリバリの右翼で、筆者の感覚では珍しいぐらいの不美人だと思っている。
彼女が5月8日に下院で、下院議長マイク・ジョンソン(共和党)の不信認の投票を求め、投票し
た結果359対43の圧倒的大差で否決された。
このウルトラ右翼のいうところでは、ウクライナに対する軍事援助を可決する投票行動など、愛国
的でない行動をとったジョンソン議長を辞めさせるべきであるというものである。
この投票には共和党右翼11人の賛成と態度保留の7人と民主党の議長更迭派が25人で合計45人が議
長更迭に賛成したが、大部分の民主党員を含む359票が、議長留任に賛成した。
これはこのところのトランパーによる議会混乱政策に、飽き飽きした共和党(良識派)の連中と、
本来良識派の民主党議員の大多数が、超党派で議長留任に賛成したという歴史的な事件である。
本来与党議長が不信認で更迭されることは1910年以来なかったが、昨年ジョンソンの前任のマカー
シー議長が更迭されたときは民主党全員が更迭賛成に回り、少数の共和党ウルトラ右翼の造反で
不信認が成立した。
今回は民主党の大部分がジョンソン議長の政策に及第点を投じたもので、その意味で画期的な事件
であった。
これすなわち、トランプ政治の行き過ぎに、不安を覚えた共和党良識派と良識の民主党が組んだと
いうことである。
議会は法律を作ってなんぼという本質が明らかになった。良識の勝利である。
混乱のトランプに、100年なかった超党派の議長更迭拒否はトランプに牛耳られている、共和党下
院の抵抗のしるしである。
望むらくはこの良識が、あと6か月後の大統領選挙でも発揮され、混乱のトランプが排除されること
により、常識が通用する米国に復帰することである。
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