資金面での大統領選とドジャースへの風当たり
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本日のNYタイムズの記事で面白かったのは二つほどある。
一つはまた11月の選挙の話で恐縮だが、バイデン陣営の選挙のヘッドクオーターであるDNC(democratic national convention )の2月末のキャッシュバランスが1億5千万ドル、それに対してトランプ陣営はキャッシュバランスが4千万ドルと圧倒的にバイデン有利の状況となっていること。民主党陣営は、これからのファンドレイジングでトータル20億ドルを大統領選挙も含めた11月の選挙に使う予定だとしている。
事態はそれだけにとどまらず、バイデン支持のアウトサイドグループが、バイデン支援のためにつかう資金は10億ドルを超えるという話である。あるアウトサイドグループのマネジャーの発言によるとアウトサイドグループ全体で20-30億ドルの資金をバイデンの当選を支援するために使うといっている。民主党中央本部の20億ドルに加えアウトサイドグループの資金30億ドルというと50億もの金がバイデン支持に向かう。
このアウトサイドグループというのは、クライメート・グループ、労働組合、共和党のアンティ・トランプグループ、などで、草の根の献金を中心とするファンドレイジングのヴィークルである。
特にスーパー・チューズデイで、トランプ出馬が決定したので、今までまさかと思っていた人たちがこれは普通の選挙ではなく、米国の未来を決定するステイクの高い選挙であると認識して、絶対にトランプを当選させないという意思を示した献金の嵐であるというのがNYタイムズのコメントである。
対する共和党も大口献金を中心にファンドレイジングをトライするが、献金がトランプの訴訟費用に使われるのを見て嫌になっている献金者もいる。
とても民主党サイドの様に一致してトランプを当選させてはならないというまじめな態度には、嘘で固めたトランプ陣営は勝てないだろう。圧倒的な資金力の差でトランプを圧倒すると民主党側は意気軒高である。
以下は筆者コメント
カネの力が選挙に影響するのは不健康な政治であるが、稀代の悪大統領の当選を阻止するためにはやむをえない必要悪だろう。
選挙で落選したトランプが、来年には数々の訴訟で敗訴し、監獄の収監されるというのが正義の在り方である。
時あたかも4億5千万ドルの罰金が払えなく1億ドルのボンドを差し出したが許されないトランプは、所有する不動産を売って罰金を作る必要があるが、、彼が所有するNY の商業用不動産は50年に一度の大不況に落ち込んでいる。ピークから4割以上下落したところで売らざるを得ないことになるだろう。トランプのツキは既に落ち始めている。こういう人間はツキだけでやってきているので,ツキがはげ落ちた時の落下はすさまじい。
来年にはトランプの収監と破産の話を聞きたいものだ。
もう一つの面白いニュースはスポーツ欄で2面を費やして報じられた、ロサンジェル・ドジャーズの2024年シーズンコメントである。しかし内容は大した内容ではなく、これだけの陣容を集めたドジャースはワールドシリーズ制覇でなければ成功といえないだろうという、厳しい戦いを強いられることになる。これだけの選手を集めたチームなので、レギュラーシーズンは100勝(勝率.618)は行くだろうが、プレイオフで3-4シリーズを全部勝ち抜くというのは短期決戦なので、実力に関係のないところで勝負が決まってしまう可能性があり、番狂わせが起こりやすい。
そこでロバーツ監督が、惑星随一の選手と呼ぶ Shouhei Otani がどの程度の活躍をするか見ものである。
筆者コメント
今年はバッティングだけなので、プレイオフに入ってもそんなに体力の消耗はないかもしれない。活躍するなら今年はチャンスかもしれない。
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