米民主党に腹案はあるのか?
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81歳のバイデンを見ていると、毎日のように年を取っていくのが分かる。
1週間見ないと、さらに年を取るということで、今年11月の大統領選挙までにどれぐらい老け込む
のか恐ろしい。もともと子供のときに吃音(どもり)で苦労したということで、人前でしゃべるの
はあまりうまくない。天才的なORATOR(雄弁家)だった、オバマ大統領の下風に立つのはやむを
得ないことであった。
最も11月の本選挙の相手と目されるトランプも77歳でたいして違わない。
トランプはもともとあまり賢くないので、彼の演説たるや全く筋の通らない、あちこちに話題が飛
ぶCOHERENCE (一貫性)のない最低の演説である。(バイデンもあまり賢くないが、彼は周りに賢
い人を配し、演説もその人たちが書いている)
そのトランプの演説に声援を送る人たちは、それこそ演説などどうでもよい人たちで、新興宗教の
教祖の様に彼をあがめているのである。
誰が見てもこの老人対決は不毛の対決である。
ということで最近のNYタイムズには民主党シンパの評論家たちの、恐怖にかられた、バイデン引退
説を唱える人が増えている。バイデンは予備選挙の選挙戦に入っているが、8月に開催される民主党
大会で、予備選挙に関係なく、バイデンが引退を声明し、その民主党大会で大統領候補を選任する
というシナリオを叫ぶ人が増えている。
その大統領候補にはミシガン州の女性知事グレッチェン・ウィットマー(52歳)、あるいはカリフ
ォルニア州知事のガビン・ニューサム(56歳)などの名前が挙がっている。
ウィットマーは2019年からミシガン州知事として22年に再選されている。
美人の上にタフな政治家という珍しいコンビネーションを備えた才媛である。
ニューサムは身長6フィート3インチ(191CM)の長身で、ハリウッドの俳優並みのハンサムガ
イである上に実業家としての経歴もあり、ネット・ワース(個人資産)2千万ドル(30億円)の小
金持ちでもある。二人とも若くて美しい。老人対決とは程遠く、何としてもトランプを敗戦に追い
込まねばならぬと意気込む民主党が用意できる最高の“玉”である。
最もこのシナリオは、党大会でバイデンが引退を表明することが前提だが、毎日見ている我々には
到底バイデンが11月まで持つとは思えない。
この強硬シナリオで8月民主党支持者を大興奮させそのまま11月になだれ込むというのがトランプ
を破る最良のストラテジーだろう。
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