ドルのダブルトップ形成後は…
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日経新聞に識者のコメントとして米国債10年物利回りが5%に乗るだろうと得々として語るマーケット筋が出ている。
この種の話は大嫌いである。
もうすでに4.88%まで見たものについて5%に乗るだろうというのは、ほとんどコメントになっていない。3か月前にそう言っていた人ならば、それは5%に到達しなくても尊敬に値する。
この種の発言を載せるに新聞も新聞である。
ところでこの2~3日は米国債の利回り急騰の話でメディアはもちきりである。
曰く、米国のねじれ議会が合意に達するのが難しく。予算案がいつまでたっても法律にならない。あるいは財政ファイナンスが難しくなっている。などなどあらゆるナラティブ(narrative)が飛び交っており、現状を説明しようとしている。
もちろんこのコラムの読者の方々は、この種のナラティブが何の役にも立たないことをよくご存じのはずだ。1週間後には違うことを平気で載せるメディアの説明など、だれが真剣に聞くものか。
この2,3日のメディアの説明ぶりを見ると、とりあえずこの金利急騰劇は終わった感が強い。
もちろん再び金利上昇劇が復活しないとは言わないが、多分大盛り上がりの局面は終わりだろう。ここからは金利の高い状態はあと1か月ほど継続するものの、11月に入れば違った風が吹き、またナラティブの創作でメディアは忙しくなるだろう。
米国債券利回りの上昇で説明してきた円安は11月に入ると強烈な逆風で、やはり昨年10月21日の151円95銭と、今回の10月3日の150円18銭は約1年のインタバルを置いて出た珍しい(あるいは初の)ドルダブルトップの出現と認識されるものになるだろう。
このダブルトップの後は、この高値が更新されなければ、強烈な相場下落となるのが常識である。相場観では今回の円安は終わったとみている。
最初は気つかないが、2か月もすればこれから来る強烈な円高に敏感な人は出てくるだろう。
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