相場が日経新聞の1面トップを飾れば…
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8月30日の日経新聞1面TOPは【円の実力53年ぶりの低水準】と為替の問題を、1面の右肩の大トップに持ってきた。
いつも申し上げることだが、日経新聞のトップというのは、社会現象的にみて相場のトップあるいはボトムの反面教師として、その効果を発揮する。つまりこの8月30日の記事は円相場の底打ちを意味する現象である。これは何も腰だめの議論で申し上げているのではない。経済評論家なるものは、相場の予測の方法論を持ち合わせていないので、しばしば腰だめの議論でこの程度のレベルでいいだろうと決めて天井底値を打ち出すものである。
今回、筆者は円相場の年足を見て、この推論を思いついた。
この年足は1971年8月の固定相場最後の360円をベースに計算している。
黄金律61.8を4倍すると247円20銭が導かれる。それを360円から減じると112円80銭という水準が導かれる。その1971年の112円80銭から年足18度線を上方に上げると52年目の2023年には146円45銭にこの大事な18度線は位置することになる。
今年の年足の位置は146円45銭以下ということになりそうだ。(12月末足)
昨年のドル高値は151円95銭であったのはどうしてくれるとおっしゃるかもしれないが、昨年は1968年3月のドル紙切れ化からの54年の節目の年でとてつもない異常円安を見た異常年である。もう一つの異常年は1995年4月の79円75銭の異常円高を見た時だが、それは1968年3月からの27年目の節目のタイミングで出ている。
つまり1995年と2022年はドル紙切れ化からの黄金律54年と27年に出た異常値である。
この異常値は、何十年単位で超えることのないレベルである。したがって昨年の151円95銭は何十年単位で超えることはない。
一方で上記112円80銭から上げた18度線は年足のドル最高値では超えたことがあるが、年足では超えたことがないし、年最高値で超えた年、例えば昨年で18度線は139円99銭であり、年末相場は131円12銭と18度線よりはるかに下で引けている。
23年は丁度この18度線146円45銭まで見た。(最高値は147円38銭 8月29日)
昨年は151円95銭から131円12銭と20円83銭の上髭が出た相場であり、今年はその上髭を試しに行くのが普通の相場patternである。
しかし昨年の上髭への挑戦は当然146円45銭でとどまるはずである。
もう一つ面白い考察がある。
上記の大事な18度線を超えたことが過去3回ある。
1998年の高値147円62銭(この前後の年足高値は1997年130円57銭)、2002年の高値135円20銭(2001年の年足高値は131円62銭)、2023年の151円95銭の3回である。
バブル破裂後では、いずれも年足では130円57銭、131円62銭、131円12銭で130-131円が年足の高値である。
この130-131円とは一体何かを考えた。もう一つ1980年代で年足ドル最高値は1984年の250円88銭である。
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