米国株弱気相場の延長
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米国株SP500の相場をチェックしていて、いくつかの発見があった。
まず、23年第3四半期は 2009年3月のリーマンショック安値666からの59四半期目にあたることで、相場が天井を付け反落に転じる日柄であること。
2002年10月のITバブルの破裂底768から計ると、95.5+59=154.5単位の3,862.5を加えて4,630がほぼ絶対のレジスタンスであることも発見した。
実は、リーマン安値666から計ると四半期足上げ36度線の上限も4,600にある。7月27日相場は高値4,607を付け、その日のうちに4,537と1.5%の急落を見ている。
天井2022年1月4日の4,818からの81週目が正中点6月26日であったので中期的にみても美しい日柄で、戻り天井を付けたことになる。
とき恰もウォール・ストリートはソフトランディングのナラティブが吹き荒れており、株式相場はニュー・ブル・マーケットの期待に満ちていたタイミングである。
相場はまだはっきりベアーマーケットに入ったことを実証してはいないが、このパターンは社会現象で見てもまず間違いない所だろう。
先週の本コラムでも書いたが、39年4ヶ月もかけて天井を付けた大ブルマーケットの破壊がたった10ヶ月の下げ、下げ幅27.5%で終わるとはどうしても思えない。
また相場の終わり方も、株式バブルの破壊が、うまくソフトランディングするとは思えない。一般的なバブル破裂の決着はデフレに突入することにより終わりを迎えるのが一般的なパターンだろう。まだ偽インフレの収束から本来のデフレへの回帰と、この相場のフェーズは時々の誤ったナラティブに振り回されながら、2028年辺りまでのロング・ランディングとなりそうだ。
大局を間違えないようにしよう。天井から短月36.5ヶ月(長月2年10ヶ月)としても2024年第4四半期に向けての、強力な下げ波動がまさに始まろうとしている。
そのあとはランディング期待で、相場は戻るが、今度はデフレの出来でさらなるベアーマーケットの延長戦に入ることになろう。
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