10日の上海総合指数は0.19%安、上値の重い展開!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
10日(月)の上海総合指数はわずかに高寄り後、前場は売りに押される展開となりました。
しかし、後場に入ると弱いながら切り返し、終値は0.19%安の3366.16ポイントで引けました。
セクター別では、人工ダイヤモンド、バイオ医薬などが買われました。
一方、AI関連全般に利益確定売りが広がりました。

10日(月)の創業板指数は0.25%安となりました。

10日(月)の上海50指数は0.49%安となりました。

上海総合指数は両会開催前、一旦売って様子を見る動きとなったのですが、4日(火)に底打ち、その後は戻り歩調となりました。
ただ、7日(金)、10日(月)は小幅ですが、続落となりました。
テクニカルにみると、2月下旬の高値に届いたあたりで、上値が重くなりました。
10日(月)における上海、深セン両市場の売買代金は1兆5057億元で、2日連続で減少しています。
6日(木)と比べると21%減少しており、この先を買おうとする投資家が多くないことを示しています。
政府活動報告の内容は、本土投資家にとってはほぼ予想通りで、この先上値を追うには新しい材料が欲しいところです。
9日(日)に発表された2月の物価統計は意外な結果となりました。
PPIは0.1ポイント改善し▲2.2%下落でしたが、CPIは前月よりも1.2ポイント低い▲0.7%下落となりました。
CPIのマイナスは昨年1月以来です。
前月との比較では順に▲0.1%下落、▲0.2%下落でした。
この点について国家統計局は“春節時期の違いによる影響、好天に恵まれて野菜の供給が増えたこと、自動車などで値下げによる販売促進活動が活発であったこと”などを挙げています。
こうした特殊事情を除けば“CPIは上昇基調を維持している”と説明しています。
とはいえ、需要不足懸念は払しょくできません。
この部分で、たとえば不動産市況の改善など、需要回復に関する新しい材料が欲しいところです。
米中で制裁関税をかけあうような展開となっているのですが、中国政府は8日(土)、カナダ政府が昨年10月に中国製EVなどに追加関税をかけたことに対する報復措置を発表しました。
3月20日(木)からカナダ産の農作物などに対して追加関税を課すとしています。
グローバルでブロック貿易が広がるようでは世界経済全体への悪影響が心配されます。
セクター別では人工ダイヤモンド関連が買われています。
河南黄河旋風(600172)、国機精工集団(002046)などがストップ高まで買われています。
人工ダイヤモンドは堅い上に熱伝導率が高く、人型ロボットの連続運転による摩耗防止や、発生する熱の処理の部分で大きな役割を果たすという理由で買われています。
人型ロボット関連銘柄を深堀する動きが続いています。
また、バイオ医薬関連が買われています。
哈薬集団人民同泰医薬(600829)、健之佳医薬連鎖集団(605266)、上海潤達医療科技(603108)などがストップ高まで買われています。
華為技術は7日(金)、AIを用いた医療診断分野に参入すると正式に発表したこと、国家衛生健康委員会が10日(月)、AI応用技術を大量に投入し医療サービス能力の基礎を引き上げる方針を発表したことなどが材料視されました。
テーマとしては徹底してAI+なのですが、現状では資金が市場をぐるぐる回っているような状況です。
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