27日のハンセン指数は0.29%安、場中で3年ぶりの高値更新も利益確定売りに押される!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
27日(木)のハンセン指数は高寄り後、前場の早い時間に昨年来高値を更新したのですが、その後は利益確定売りに押されました。
後場寄り後は一旦戻していますが、大引けにかけて再び売られたことで、終値は0.29%安、2万3718.29ポイントで引けました。

27日(木)の中国企業指数は0.66%安で引けました。

参考として、2024年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

2月に入り強い上昇トレンドを形成しているハンセン指数ですが、21日には10月7日に記録した昨年来高値を更新しました。
今週に入り、25日(火)は1.32%安と大きく売られたのですが、すぐに戻しており、場中ベースでは26日(水)、27日(木)と2日連続で昨年来高値、約3年ぶりの高値を更新しています。
香港メインボードの売買代金は4065億香港ドルで前日と比べ364億香港ドル増えています。
チャートをみる限り、売買代金がピークアウトした感じはなく、テクニカルにはまだ上昇トレンドは続きそうです。
今回の相場は、DeepSeek登場以来、企業から公共機関まで幅広くAIの社会実装が進み、中国企業の収益力が高まるだろうといった見通しが背景にあるとみています。
市場平均PERは14倍弱といったところで、ここ10年でみると、高い方ではありますが(全体の期間の約23%)、2021年7月、2018年1月には17倍越えがあります。
AI革命のインパクトが大きく、最初は人件費の削減効果かもしれませんが、企業業績の改善が数字で表れてくるようであれば、長期投資家の買いを巻き込み、長期上昇トレンドの発生も期待できると予想しています。
ただ、足元では、3月4日(火)に始まる全国政治協商会議、5日(水)に始まる全人代に対して注目が集まっています。
不動産不況に対する当局の姿勢が問われるところです。
ポジティブなところでは、AIを中心とした戦略的新興産業に対する政策が気になります。
また、1、2月の経済統計の発表は3月17日(月)の予定ですが、その時点で依然として不動産市場の回復の遅れが確認されるようだと、一旦、押し目形成となりかねないので注意が必要でしょう。
セクター別では飲食関連が買われています。
奈雪の茶(02150)が21.47%高、呷哺呷哺餐飲(00520)が9.78%高、海底撈国際(06862)が6.75%高、海倫司国際(09869)が5.26%高と大きく買われています。
奈雪の茶に投機的な買いが入っているのですが、今回の相場で出遅れの目立ったセクターへの資金流入がセクター全体の株価を押し上げています。
また、同じ理由で不動産関連が買われています。
碧桂園(02007)が17.72%高、世茂集団(00813)が14.29%高、美的置業(03990)が6.31%高、広州富力地産(02777)が5.34%高と業績不振企業を中心に見直し買いが入っています。
市場全体で大きな資金循環が起きており、地合いは悪くありません。
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