10日の上海総合指数は0.56%高、DeepSeek関連の急騰が続く!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
10日(月)の上海総合指数は高寄りしたものの、その後は狭いレンジでの売り買い交錯となりました。
終値は0.56%高の3322.17ポイントで引けました。
セクター別では、DeepSeek関連が幅広く買われました。
一方、銀行などが売られました。

10日(月)の創業板指数は0.44%高となりました。

10日(月)の上海50指数は0.50%高となりました。

上海総合指数は8日間に及ぶ長い休場明けとなった5日(水)こそ、寄り付き天井の下げ相場となりましたが、その後は切り返しており、10日(月)は3日続伸となりました。
指数が大きく上昇しているというわけではありませんが、DeepSeek関連が川下から川上まで幅広く物色されており、そうした動きが相場を力強く支えています。
経済関連メディアは相変わらずDeepSeek関連の情報であふれています。
3大通信キャリアである中国移動、中国電信、中国聯通はDeepSeek製品をAPI連携したと発表しました。
通信会社はAI、5G技術を使っていろいろなサービスを展開しています。
例えば、利用者の位置情報データであるとか、スマート自動車に対する道路交通情報であるとか、金融機関に対して詐欺かどうかを判別するようなサービスなどを提供しています。
そうしたサービスを強化する目的でDeepSeek製品をAPI連携しているそうです。
また、銀行、証券、資産運用会社、保険といった金融機関でも一斉にDeepSeek-R1をAPI連携しており、証券会社に限れば少なくとも16社が連携したと証券時報は伝えています。
証券会社では、情報検索、文章処理、研究レポート、市場判断、ソフトウエア開発支援、営業戦略策定、リーガルチェック、業務手引き作成など、あらゆるシーンでDeepSeek-R1がその能力を発揮しているそうです。
そのほか、欧米系投資銀行がDeepSeekによるAI産業への影響について、いろいろな角度からレポートを出しています。
ドイツ銀行では、DeepSeekの登場後、高付加価値領域とサプライチェーンで主導的立場にある領域において現在、前代未聞の速度で中国の知的財産権に対する評価が高まっているなどと分析しています。
テーマ別の細かいところで上昇セクターをみると、DRG(動的ルーティング・ゲートウェイ)、AIを利用した家庭医療サービス、通信サービス、データセキュリティ、クラウドサービス、ビッグデータ、ソフトウエア開発、スマート公共サービスなど、需要拡大が見込まれる幅広いセクターに特に多くの資金が流入してます。
経済統計についてですが、国家統計局は9日(日)、1月の物価統計を発表しました。
消費者物価指数は前月と比べ0.4ポイント高い0.5%上昇、生産者物価指数は前月と同じ2.3%下落となりました。
消費者物価指数だけが随分と高いのですが、これは今年の春節が1月27日から始まったことによる影響だとみています。
ちなみに前年の春節休暇は2月10日から始まっています。
春節休暇の一週間前あたりの休日から食料品を中心に物価が一斉に上がるので、今年はその影響が出たのでしょう。
足元の消費が大きく回復しているわけではなさそうです。
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