25日の上海総合指数は0.10%安、かろうじて下げ止まる!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
25日(月)の上海総合指数はわずかに高寄り後、前場は狭いレンジでの売り買い交錯となりました。
ただ、午後からは買い細る展開となり、終値は0.10%安の3263.76ポイントで引けました。
セクター別では、個体電池関連、旅行・ホテルなどが買われました。
一方、貴金属、華為関連、AI関連などが売られました。
25日(月)の創業板指数は0.02%安となりました。
25日(月)の上海50指数は0.75%安となりました。
上海総合指数は先週前半、25日移動平均線を支持線として何とか持ちこたえていたのですが、先週末に3%安と移動平均線を割り込んで下げています。
25日も、下ヒゲを付けてはいますが、終値ベースでは先週末比でマイナスとなりました。
現時点では、9月24日から10月8日にかけて急騰後、戻した後にもみ合った価格帯の中にあります。
上海、深セン、北京(科創板)3取引所合計の売買代金は1兆5214億元で先週末と比べ3108億元減少しています。
先週末の上海総合指数の崩れについてですが、景気の回復が予想よりも遅く、政策効果が中々現れてこないことへの失望やトランプ次期大統領による60%の追加関税問題や、対中強硬策が更に強まる懸念などが重荷にとなっていて、それにウクライナ紛争の激化といった地政学的要因が加わり、支持線上でかろうじて保たれていた均衡が崩れたのだと考えています。
景気に関しては不動産の回復を待つほかない状態ですが、その不動産の回復力は弱く、10月の段階では在庫調整が進み始めたばかりのような状況で、不動産投資の回復についてはまだその兆しが見えてきません。
不動産部門の回復を辛抱強く見守りつつ、通常通りであれば12月中旬に実施される中央経済工作会議の内容が明らかになるのを待つといったところが現状です。
セクター別では旅行・ホテルの上昇が目立ちました。
凱撒同盛発展(000796)がストップ高、浙江祥源文旅(600576)が9.09%高、長白山旅遊(603099)が6.47%高と急騰しています。
外交部は22日(金)、日本をはじめ9カ国に対して11月30日から短期旅行ビザの免除を発表しました。
また、ビザなし旅行での可能な滞在期間について、これまでの15日から30日に延長されました。
これらの措置によって、今回の9カ国を加え全体で38カ国の一般パスポート所有が、ビジネス、家族訪問、文化交流などについても、ビザなし旅行扱いの範囲内で、これまでの倍の日数を滞在できるようになります。
また、個体電池関連の上昇が続いています。
広東高楽(002348)、湘潭電化科技(002125)、深セン市普路通供應鏈管理(002125)などがストップ高まで買われています。
従来型の液体リチウム電池が技術的なボトルネックから性能の向上が頭打ちになっており、一方、安全性、エネルギー密度の点で有利な個体電池の開発について、今後技術面でのブレークスルーが期待できるといった見通しから、10月以降、セクター全体で資金流入が続いています。
一方、市況の悪化から金セクター、米国の対中強硬策が強まるとの見通しから華為関連、AI関連などが売られています。
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