3日のハンセン指数は1.47%安、利益確定売りに押される!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
3日(木)のハンセン指数は前場、売りに押される展開となりました。
後場になると反転上昇となったものの、大引けにかけて売られたことで、終値は1.47%安、2万2113.51ポイントで引けました。
3日(木)の中国企業指数は1.58%安で引けました。
参考として、2024年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
本土市場は1日(火)から国慶節休場に入っており、7日(月)まで取引がありません。
休暇である以上、当局から政策情報が発表されることはありません。
週末になれば、国慶節前半の輸送、小売・レストラン、旅行、不動産などに関する状況が、マスコミを通じて断片的に伝えられるのでしょうが、現段階では株式市場に影響を与えるような感じの情報は見当たりません。 先週から始まった急騰は、24日午前に行われた金融監督3部門トップによる合同記者会見において、今後の金融政策の方針として、預金準備率の引き下げ、オペレーションを通じた低金利誘導などによる資金流動性の供給、不動産不況への金融面からのサポート、資本市場改革の加速などが示されたこと、26日午前に行われた中央政治局会議で9月としては異例となる“経済情勢の分析、今後の経済運営方針”が議題となったことなどです(先週のブログ、マネーポスト記事などを参照)。
今回示された不動産不況対策は、すべてこれまで実施されてきた対策なのですが、共産党はそうした多彩な政策の強度を上げると強調しており、その点を欧米機関投資家は評価して、大量の資金を香港市場に流入させています。
香港市場も1日(火)は国慶節休場でしたが、2日(水)には取引が再開されており、ハンセン指数は6.20%高と急騰が続きました。
本土が休場である以上、材料、需給の両面からハンセン指数の値動きは小さくなりがちなのですが、今回は大きな上昇率となりました。
また、メインボードの売買代金は4340億香港ドルで、前週末よりも低いとはいえ、たとえば急騰直前の9月23日の売買代金は1243億香港ドルに過ぎなかったことと比べると、極端な売買代金となっていることがわかります。
3日のハンセン指数は、ようやく上昇一服となりました。
メインボードの売買代金は3103億香港ドルと依然として高水準ではありますが、前日よりは3割弱ほど減っています。
セクター別では、急騰の続いていた証券、不動産あたりが大きく売られていますが、何か悪材料があったわけではありません。
最近では、2022年11月、2024年4月の戻りが顕著ですが、当時と比べ今回の資金流入は大規模です。
ただ、一旦売買代金がピークアウトしているので、本土市場が休場の間は調整局面が続く可能性もありそうです。
休場明けも中央、地方政府から具体的な政策が出てくると予想しています。
当局は、これから年末にかけて景気をしっかりと回復させ、5%前後の成長を何としても達成させる意向です。 その点に注目すれば、押し目があれば、買いのチャンスと考えます。
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