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26日の上海総合指数は0.04%高、閑散相場続く!!

2024/08/26

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

26日(月)の上海総合指数はわずかに高寄り後、終日狭いレンジでの値動きとなりました。

終値は0.04%高の2855.52ポイントで引けています。

セクター別では、固体電池関連、西部大開発関連などが買われました。

一方、高速道路、教育、貴金属などが売られました。

26日(月)の創業板指数は0.10%安となりました。

26日(月)の上海50指数は0.13%安となりました。

8月16日に国務院が第5回全体会議を開催、国務院としての下半期の政策方針を示したことで、一旦底打ちしかけた上海総合指数ですが、政策期待での戻りは何度も繰り返されており、その効果は長続きしません。

先週は200日移動平均線に上値を抑えられるような形で下げており、再び下値模索といった状況です。

26日の両市場合計の売買代金は5265億元で、前営業日よりは163億元増えているとはいえ、依然として閑散相場です。

セクター別では西部大開発関連が買われています。

23日に中央政治局会議が開催され、「西部大開発における新局面の形成を更に一歩進んで推し進めるための若干の政策措置」が審議され、これが材料視されました。

中建西部建設(002302)、徳力西新能源科技(603032)がストップ高となるなど、新疆地域の建設会社やエネルギー関連、農業関連などに資金が流入しました。

また、固体電池関連が買われました。

鵬輝能源(300438)は21日、ホームページ上で全固体電池に関して重大なブレークスルーがあり、8月28日に開催する製品技術発表会で一連の新製品を紹介すると告知しており、これが業界全体で材料視されました。

力王股フェン(831627)が21.22%高、鵬輝能源(300438)が19.24%高、天力リチウムエネルギー(301152)が14.69%高となるなど、科創板、創業板などの関連銘柄が急騰しています。

一方、高速道路セクターが大きく売られています。

こちらはインフラ関連で政策期待が強いことや、収益が安定していることからそのディフェンシブ性に注目が集まり、しばらく資金が流入していたのですが、反動安となりました。

教育関連も売られています。

AI、ビッグデータの普及による波及効果として教育関連が材料視されていましたが、こちらも反動安となりました。

閑散相場の中で、材料系の循環物色が続いている感があります。

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プロフィール

たしろ・なおき
田代尚機

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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