22日のハンセン指数は1.44%高、小米集団が9%上昇!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
22日(木)のハンセン指数は高寄り後、前場の早い段階では一旦前日終値比マイナスまで下げる場面もあったのですが、その後は上昇に転じており、終値は1.44%高、1万7641.00ポイントで引けました。
22日(木)の中国企業指数は1.34%高で引けました。
参考として、2024年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
景気動向について、はっきりとした回復傾向がみてとれるわけではないのですが、不動産がらみの政策が何とかこれ以上の不動産市況悪化を食い止めているといった状況です。
足元で、ファンダメンタルズに関する見通しを変えなければならないような変化がない分、香港市場は欧米機関投資家のリスク許容度の変化に左右されるような動きとなっています。
足元では、中間決算(4-6月期決算)の発表が続いており、そちらへの関心が高まっています。
個別銘柄で目立ったところでは小米集団が9.02%上昇しています。
21日の大引け後に2024年4-6月期の決算を発表しています。
結果は32.0%増収、38.3%増益となり、大きなポジティブサプライズとなりました。
ちなみに、2024年6月中間期では29.6%、17.9%増益でした。
ポジティブサプライズとなったポイントとしては、スマホの回復に、電気自動車の好調な立ち上がりが重なったことなどが挙げられます。
以下4-6月期の決算内容について説明しておきます。
まず、売上高の52.3%を占めるスマホですが、27.1%増収、出荷台数は28.1%増加しています。
この出荷台数は業界平均(Canalysデータ)の11.9%増を大幅に上回っています。
グローバルシェア(出荷台数ベース)は14.6%で世界第3位を維持しています。
本土シェアは前年同期比で0.8ポイント高い14.2%(第5位)、ラテンアメリカでは2.1ポイント高い18.6%(第2位)、東南アジアは3.1ポイント高い17.2%(第2位)、アフリカは3.1ポイント高い11.7%(第3位)、中東は4.1ポイント高い21.2%(第2位)と海外での好調ぶりが目立ちました。
2024年3月から正式に販売がスタートした電気自動車(Xiaomi SU7)ですが、4-6月期の部門別売上高は7.2%に達しています。
しかも粗利益率は15.4%も取れており、これが大きなサプライズとなりました(全体の粗利益率は20.7%)。
4-6月期の出荷台数(納車ベース)は2万7307台でした。
生産は6月から2班体制、7月には生産ラインを改善した上に能力を引き上げています。
これまでは11月までの出荷台数目標は10万台でしたが、年間で12万台といった新たな目標を設定しています。
そのほか、部門別売上高で30.1%を占めるIoT+生活消費品が20.3%増とこちらも好調、粗利益率は2.2ポイント上昇し、19.7%に達しています。
本土では買い替え政策の効果があったことや、タブレットの出荷台数がグローバルで106.4%増と好調であること、ワイヤレスイヤホンの売上高が31.0%増と好調であることなどが要因です。
AIに関しては、子供向け教育用途を突破口として、事業化を進めています。
AIを絡めて人・自動車・家(ホーム)すべてを巻き込んで事業を発展させようといった同社の戦略は今のところ順調に実を結びつつあるようです。
決して簡単ではありませんが“こうした戦略がうまくいった場合の事業規模は今後、どれくらいになるのか”とても楽しみな会社です。
株価は急騰しており、22日の終値は19.10香港ドルとなっていますが、まだ、5月16日場中で記録した年初来高値20.35香港ドルを下回っています。
なお、過去最高値は2021年1月に付けた35.9香港ドルです。
もっともPER(実績ベース)は24.90倍で、高成長を織り込んだ水準です(ハンセン指数市場平均PERは10.25倍)。
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