15日の上海総合指数は0.09%高、三中全会開催で様子見!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
15日(月)の上海総合指数は安寄り後、すぐに戻してはいますが、その後は狭いレンジでの値動きが続きました。
終値は0.09%高の2974.01ポイントで引けました。
セクター別では、貴金属、映画館、銀行などが買われました。
一方、不動産、旅行・ホテルなどが売られました。
15日(月)の創業板指数は0.63%安となりました。
15日(月)の上海50指数は0.33%高となりました。
15日の上海総合指数は2営業日続けて狭いレンジでの値動きとなりました。
両市場合計の売買代金は6021億7500万元で、先週末よりもさらに1割以上減っています。
多くの投資家が身動きできずに様子見状態となっています。
15日現地時間10:00に発表された4-6月期実質GDP成長率は4.7%で、1-3月期と比べ▲0.6ポイント低く、市場予想を▲0.4ポイント下回りました。
6月の経済統計も発表されています。
鉱工業生産は5.3%増で前月と比べ▲0.3ポイント低いものの、市場予想を0.3ポイント上回りました。
一方、小売売上高は2.0%増で前月と比べ▲1.7ポイント低く、市場予想を▲1.3ポイント下回りました。
固定資産投資については、6月(累計)で前月累計を▲0.1ポイント下回り、3.9%増となりました。
注目の不動産投資については以下の通りです。
全国不動産開発投資(累計):▲10.1%減(前月と同じ)
全国住宅投資(〃):▲10.4%減(前月と比べ0.2ポイント改善)
商品不動産販売面積(〃):▲19.0%減( 〃 1.3ポイント改善)
商品不動産在庫面積(6月末):15.2%増(前月末と比べ▲0.6ポイント減少)
各指標とも、6月はようやく底打ちから回復に向かい始めた感があります。
ただ、セクター別の株価動向をみる限り、不動産は売られており、市場の期待はもう少し高かったようです。
景気全体をみると、投資は横ばいで、消費は息切れする中、外需は堅調といった感じです。
政策は効いているのかどうか、今後効いてくるのかどうか、判断に迷うところです。
国家統計局はこの点について、プレスリリースを通じて次のように説明しています。
第一に設備更新、以旧換新政策は現在少しずつ浸透している。
上半期の設備機器の更新投資は17.3%増で、固定資産投資を2.1ポイント押し上げており、寄与率は54.8%であった。
以旧換新については、上半期の家電・音響機器売上高は3.1%増、新エネルギー自動車の販売台数は33.1%増であった。
第二に最近の不動産市場は活発になりつつある。
第三に超長期特別国債、特定プロジェクト債の発行により、投資資金が確保されている。
上半期のインフラ設備投資は5.4%増で全体の固定資産投資の伸び率を1.5ポイント上回っている。
政策の効果はそれなりに表れているようですが、これからそれらの効果がさらにはっきりと出てくるような感じはしません。
今日から18日までの日程で、三中全会が開かれます。
会議の内容について中央テレビ局は「全面的に改革を深め、中国式現代化を推し進めるといった問題をさらに一歩進んで重点的に研究する」としています。
景気対策の加速も重要ですが、それ以上に投資家に成長イメージを高めさせるような改革のビジョンを示してもらいたいところです。
ストックコネクトを通じた海外からの資金流入状況についてですが、先週は、9、11、12日と純流入となっており、特に9日は141億1100万元もの大幅な純流入を記録しています。
15日の状況がまだ把握できませんが、海外投資家の政策期待はむしろ高まっているようです。
とにかく、三中全会の結果待ちです。
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