8日の上海総合指数は0.93%安、2月19日以来の安値!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
8日(月)の上海総合指数は安寄り後、終日売りに押される展開となりました。
終値は0.93%安の2922.45ポイントで引けました。
セクター別では、銀行、保険の一角、半導体の一部を除き、全面安の展開となりました。
AI関連、白酒、バイオ・医薬などが大きく下げています。
8日(月)の創業板指数は1.62%安となりました。
8日(月)の上海50指数は0.60%安となりました。
先週の上海総合指数は2日(火)場中で一旦、3000ポイントを回復したものの、終値では大台を確保できませんでした。
テクニカルに3000ポイントが上値抵抗線として意識される中、その後は売りに押される展開となりました。
8日(月)の終値は6月下旬に付けた安値を下回ってきており、2月19日以来の安値で引けています。
終値で2922ポイントまで下げてきているのですが、下値支持線としては2900ポイントあたりが意識されます。
両市場の売買代金をみると8日(月)は5820億元に留まっています。
6月下旬以降、28日を除くと7000億元を割った水準で推移しています。
7月3日以降は、6000億元にも届かない日々が続いています。
7月15日から始まる三中全会で長期的な視点から経済成長が高まるような政策が出てくるのではないかといった期待はあるのでしょうが、現状ではその片鱗すら見えてこない状況で、物色対象を絞りにくいところです。
短期的な景気刺激策についてですが、当局がそれを判断する材料として、10日(水)に6月の物価統計、12日(金)に6月の貿易統計、15日(月)に四半期、6月の経済統計が発表される予定です。
既に発表済みの6月の官製・製造業PMIをみる限り、足元の景気は一進一退を続けていると予想せざるを得ません。
だから逆に政策発動が期待できるといった見方もできるですが、肝心の不動産関連の政策がこれ以上の悪化を食い止めている程度にしか効いていない状況で、当局はこれ以上の刺激策を打ち出せるかどうか今一つ自信の持てない投資家も少なくありません。
もっとも、上半期の経済指標が明らかになった段階で経済運営方針の調整が行われるタイミングでもあるので、政策期待は根強く、それが株価を大崩れさせない要因となっています。
本土投資家と違ったバリュエーションを持つ海外投資家ですが、彼らのストックコネクトを通じた資金動向をみると、6月中旬以降、はっきりと売りが目立つようになっています。
8日(月)のデータがまだ確認できないのですが、先週末までは、4日連続で資金の純流出となっています。
国内では、当局の指導の下に業者がETFを中心にファンドの形で需要を刺激しようとしているのですが、投資家教育や、積極的な営業活動でどうにかなるほど中国人投資家は“初心”ではありません。
やはり株価が上向いてこないと、ETF、ファンドにも資金は集まりません。
“政策と景気との関係をじっくり見ていく”ような相場が続きそうです。
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