30日のハンセン指数は1.34%安、3日続落、様子見の展開!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
30日(木)のハンセン指数は安寄り後、一旦前日終値比プラスに転じる場面もあったのですが、上値は重く、前場は売りに押される展開となりました。
ただ、後場に入ると下げ渋り、終値は1.34%安の1万8230.19ポイントで引けました。
30日(木)の中国企業指数は1.44%安で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
前日のNYダウは、米国長期金利が上昇したことで411ドル下げています。
NYダウの直近の天井は5月17日(金)、ハンセン指数は5月20日(月)となっており、その後は同じような押し目形成となっています。
早期利下げ期待の剥落が欧米機関投資家の安全資産への資金シフトに繋がっており、それがハンセン指数の下落の主な要因とみています。
4月中旬以降急騰した後とあって、少し下げが速くなっています。
先週のブログで詳しく説明しましたが、5月17日に不動産がらみで中央から複数の重要な政策情報がちょうど出たところです。
1-3月期決算発表について、中国本土系はすべて終わっています。
マクロでは景気回復期待が高まっていますが、個別でみると業績見通しが今すぐにでも上方修正されそうだといった感じではありません。
新たな買い材料に乏しいといった面もあります。
不動産に関する政策発動ですが、これまで何度も期待外れとなった経緯があります。
今回については、政策のインパクトがこれまでよりも十分大きいことから、多くの投資家が今度こそは回復するだろうとみているようですが、そうはいっても客観的なデータでそれを確認したいところです。
メインボードの売買代金は1255億香港ドルで先週末より若干(23億香港ドル)増えてはいますが、水準自体は低く、様子見相場です。
一方、政策面で好材料がありました。
国務院は5月30日付で「2024-2025年省エネ・二酸化炭素削減行動方案」を発表しました。
マクロでの詳細な数値目標に加え、鉄鋼、石油化学、非鉄金属、建材、建設、交通・運輸などの個別セクターごとに、脱化石燃料を進めるべく、こちらも詳細な数字目標が出ており、加えて具体的な行動方案が示されています。
省エネ・二酸化炭素削減が目標なので、新エネルギー関連が注目されました。
信義光能(00968)が3.40%高、協合新能源(00182)が3.17%高、福耀ガラス(03606)が2.83%高と買われています。
また、半導体関連の一角が買われています。
脳洞科技(02203)が67.74%高、宏光半導体(06908)が32.47%高、SMIC(00981)が4.86%高と急騰しています。
半導体については、27日(月)のブログで紹介しましたが、国家集積回路産業投資基金第三期が24日(金)に設立されました。
投資先探しが始まっています。
セルサイドからいろいろとレポートが出ています。
AI革命で何とか米国との競争についていきたいと中国は考えているでしょう。
米国の規制に対抗するためにも、メモリやロジック半導体の自給率を挙げることに繋がる投資が注目ポイントとされています。
マーケット全体では、長期金利の上昇から非鉄金属が売られたり、香港市場を代表するグロース銘柄などが売られたりしています。
流出資金の一部が材料のあった銘柄に流れたといった感じの相場です。
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