13日の上海総合指数は0.21%安、4月の金融統計が悪材料!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
13日(月)の上海総合指数は安寄り後、戻り歩調となり、後場には一旦先週末終値比でプラスに戻す場面もあったのですが、10日に付けた高値を目指すほどの勢いは見られず、大引けにかけて売られ、終値は0.21%安の3148.02ポイントで引けています。
セクター別では、ガス、電力、港湾・海運、家電などが買われました。
一方、ホテル・レストラン、国防軍事、貴金属などが売られました。
13日(月)の創業板指数は0.95%安となりました。
13日(月)の上海50指数は0.08%安となりました。
休場明けとなった先週の上海総合指数は、メーデー休暇直前の4月30日に開かれた政治局会議の内容や、各地で発表される不動産購入制限の解消などを好感し、強い相場となりました。
一方、先週末に発表された4月の金融統計が市場の予想に反して、低調であったことから13日は寄り付きから大きく売られる展開となりました。
中国人民銀行は11日、4月の金融統計を発表しました。
それによるとM2は7.2%増にとどまり、増加率は前月と比べ▲1.0ポイントの減少となりました。
4月末の人民元貸出残高は247兆7800億元で9.6%増となりました。
増加率は前月末と変わりませんでした。
足元で需要を拡大させる政策、不動産市場を回復させる諸政策が打ち出されており、金融緩和政策が続けられているのですが、市場が期待するほどには資金供給が行われていません。
国債の発行ペースは昨年と比べ鈍化していますが、積極財政を続ける方針が示されているので、今後、発行ペースは加速する見通しです。
中国では国債のほとんどを銀行が吸収する形となっているので、それが銀行融資の姿勢に影響を与えかねません。
米国の金利見通しは中々安定しませんが、高止まりしかねないとみる市場関係者にとっては、人民元の流出も心配です。
いろいろな要素が複雑に絡み合う金融市場では資金がうまく実体経済に回せるかどうか、不透明なところがあります。
現在行われている需要拡大策の効果が問われています。
ただ、11日に発表された物価統計をみると、4月のCPIは0.3%上昇しており、3月よりも0.2ポイント高く、3か月連続でプラスを維持しています。
デフレ状況が改善されている兆候も見られます。
現時点では、楽観に傾いた景気見通しが一気に崩れるほどの結果ではないとみています。
4月の不動産統計がどうなっているのか、17日に予定されている月次統計の結果を早く見たいものです。
セクター別ではガス、電力といった公共サービスの一角が上昇しています。
甘粛電投能源発展(000791)四川明星電力(600101)といった電力会社がストップ高、貴州燃気集団(600903)が8.63%高、河南藍天ガス(605368)が5.40%高と買われています。
各地で相次いで、電気、ガス、水道料金の値上げが発表されているとの報道が材料視されました。
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