9日のハンセン指数は1.22%高、不動産が買われる!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
9日(木)のハンセン指数はわずかに安寄りしたのですが、その後すぐに上昇に転じ、前場は強い相場となりました。
後場に入ると狭いレンジでのもみあいとなりましたが、終値は1.22%高の1万8537.81ポイントで引けました。
9日(木)の中国企業指数は1.61%高で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数は3日(金)以降、3営業日ほど高値圏でのもみあいが続いていたのですが、上値が重くなってきたところで8日(水)は利益確定売りに押される展開となりました。
4月下旬から急騰していただけにしばらく押し目を付けてもおかしくないとみていたのですが9日(木)は1.22%高、日足チャートはごく短い髭を上下に付けた比較的大きな陽線を付けており、8日(水)の下落分を1日で取り戻しています。
強い相場です。
好材料というよりも、安心材料といった感じですが、9日現地時間9:50に貿易統計発表されました。
輸出が前年同月比で1.5%増、前月比で4.6%増、輸入が同じく8.4%増、▲0.4%減となりました。
3月の輸出は前年同月比で▲7.5%減、輸入は▲1.9%減でした。
輸出の回復も、もちろん好材料ですが、内需の動向が反映される輸入が回復基調にあることが、より強く投資家たちの将来に対する見通しに自信を与えています。
セクター別では不動産の上昇が目立ちました。
世茂集団(00813)が33.33%高、旭輝控股(00884)が12.50%高、融創中国(01918)が10.00%高、万科企業(02202)が5.37%高と急騰しています。
杭州市は9日、「不動産市場コントロール政策の最適化調整に関する通知」を発表しました。
これにより、不動産購入制限は全面的に取り消され、杭州市において不動産を買う際、その資格を審査されることは無くなりました。
また、購入希望世帯数が販売物件数以下となるようなプロジェクトについては公証抽選販売(抽選によって購入者を決定する)を政府から要求されることなく、ディベロッパーが自由に販売できるようになりました。
販売の難しいプロジェクトについて、手続きが簡素化されて、より機動的に値下げなど柔軟な販売戦略が立てられるのでディベロッパーにとって、ありがたい政策です。
さらに、市街地区に住居がないか、あるいは、一か所しか住宅がなく、それを売りに出しているような場合、一件目の住宅を購入する者とみなされるようになりました。
一件目住宅の購入は二件目住宅と比べ、頭金比率、金利などいろいろな面で優遇されるため、この措置は買い手にとって、ありがたい政策です。
内容が少し違いますが、西安市でも9日(木)、購入制限の取り消しが発表されています。
急騰している銘柄は、政策の打ち出された関連地域での開発案件が多いことに加え、経営状況の良くないと報道されている銘柄です。
今回のハンセン指数急騰のけん引役は不動産セクターであり、大量の資金が流入しています。
投資家が不動産にリスクオンしている限り、強気相場は維持されるでしょう。
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