6日の上海総合指数は1.16%高、約8か月ぶりの高値!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
6日(月)の上海総合指数は高寄り後、売り買い交錯となりました。
終値は1.16%高の3140.72ポイントで引けています。
セクター別では、化学、家電、バイオ医薬などが買われました。
一方、レジャー施設・旅行、ホテル・レストランなどが売られました。
6日(月)の創業板指数は1.98%高となりました。
6日(月)の上海50指数は1.28%高となりました。
4月30日(火)以来の取引となる本土市場ですが、6日(月)の上海総合指数は寄り付きから大きく上昇し、その後は狭いレンジでの値動きとなりました。
終値ベースでは2023年9月11日以来の高値を記録しています。
ストックコネクトを通した海外からA株市場への資金移動状況ですが、休場前の30日(火)は86億1700万元の売り越しでしたが、6日(月)は93億1600万元の買い越しとなりました。
寄付きから大きく買われた要因は、先週のブログで説明した通りです。
不動産がらみの政策、とりわけ購入制限の緩和策が各地方から五月雨式に打ち出されています。
4月30日に開催された政治局会議は、今後の経済方針について、引き続き全面的に景気を刺激する政策を続けるといった内容でした。
不動産に関しては①開発を計画通り滞りなく進め、②不動産在庫を消化し、③消費者が本当に望む良質な不動産を増やすことが重点であると指摘しています。
景気回復を妨げてきた不動産不況がようやく解消されるのではないかとの期待が株価を押し上げています。
セクター別では大型連休が明けたことで、レジャー施設・旅行、ホテル・レストランなどが売られています。
買われたセクターでは化学、バイオ医薬が目立ちました。
化学では中広核核技術発展(000881)がストップ高、貴州紅星発展(600367)が8.23%高、内蒙古遠興能源(000683)が7.94%高、バイオ医薬では、広東肇慶星湖生物科技(600866)、西蔵諾迪康薬業(600211)がストップ高まで買われています。
合成バイオ技術を発展させるための政策が出ているのですが、循環物色の一環として、あるいは最近は相場への影響力を強めているファンドの買いがセクター全体の株価を押し上げています。
本土ストラテジストたちのレポートをみると、グローバル投資家たちが中国資産へのアセットアロケーション比率を高めているとの指摘が目立ちます。
その背景として、現在のA株全体のバリュエーションが割安なこと、政治局会議の内容がポジティブであること、つまり短期的な景気回復期待、長期的な構造改革(主に資本市場について)が進むといった期待が強まっていることなどを指摘しています。
今月は9日(木)に貿易統計、11日(土)に物価統計、17日(金)に経済統計が発表される予定です。
11日(土)あたりに発表される金融統計も加え、現在の期待と現実との間に大きな乖離がないか答え合わせをすることになるのですが、特に影響が大きいのは、17日(金)に発表される不動産関連指標です。
今回の休暇中の不動産販売状況については今のところ、目立った報道は見られません。
こうした情報をはっきりと反映するであろう不動産セクター指数の動きが本土市場全体の動きに先行するだろうとみています。
ちなみに、6日の同花順による不動産サービスセクター指数(8社)は2.95%高ですが、日足チャートでは少し長めの上髭を付けた寄り引き同時線となっています。
不動産開発セクター(94社)は0.57%高ですが、上髭のある小さな陰線を付けています。
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