22日の上海総合指数は0.67%安、利益確定売りに押される!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
22日(月)の上海総合指数はわずかに安寄り後、前場の早い段階では狭いレンジでの値動きとなりましたが、その後は徐々に売りに押される展開となりました。
後場に入っても、上値が重い展開が続き、終値は0.67%安の3044.60ポイントで引けました。
セクター別では、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、飲料、国防軍事などが買われました。
一方、石油開発、石炭、貴金属、家電などが売られました。
22日(月)の創業板指数は0.32%安となりました。
22日(月)の上海50指数は0.24%安となりました。
先週お伝えした新国九条が材料視され、上海総合指数はこの1週間、おおむね200日移動平均線を超えて推移しました。
ただ、この新国九条で恩恵を受けるとみられる銘柄は、当局の監督管理を強く受ける国有企業や、株主還元の原資が豊富な利益のしっかり出ている大型企業などが中心となるため、上海50指数、上海総合指数は堅調でしたが、グロース系の創業板指数はやや軟調な値動きとなりました。
セクター別では、イスラエル、イランの報復内容をみる限り、全面的な衝突は回避されるとの見方が広がり、それまで買われていた貴金属、エネルギー関連が売られました。
金の採掘を行う四川容大黄金(001337)が7.45%安、石炭の採掘を行う平頂山天安煤業(601666)が7.26%安、油田の探査・開発を行う中海油田服務(601808)が5.54%安、石油の精製などを手掛けるシノペック上海石化(600688)が3.81%安と売られました。
また、4月中旬以降、以旧換新政策で物色された家電セクターにまとまった利益確定売りが出ました。
冷蔵庫メーカーの広東奥馬電器(002668)が5.54%安、洗濯機、冷蔵庫、調理家電などの製造を行う恵而浦中国(600983)が4.14%安と売られました。
一方、メーデー休暇を来週後半(1日(水)~3日(金))に控え、業績好転が予想されるホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、飲料(白酒など)が買われました。
ミネラルウォーターを生産する吉林泉陽泉(600189)、飲料などの香料メーカーの上海百潤投資控股集団(002568)がストップ高、湖南省を中心にホテル事業を展開する華天酒店集団(000428)が5.59%高、世界遺産に登録されている黄山の観光施設を管理運営する黄山旅游発展(600054)が3.96%高と買われました。
そのほか、人民解放軍において情報支援部隊が設立されたことで19日、国防部は記者会見を開いたのですが、その席で国防、軍隊の近代化を加速するための組織改革などについて説明が行われたことで、軍事関連需要が拡大するとの期待が広がりました。
受信端末機器を手掛ける江蘇銀河電子(002519)、公安警察情報技術を提供する北京航天長峰(600855)、航空宇宙、船舶、通信などの分野で利用される電子部品を製造する福建火炬電子科技(603678)などがストップ高まで買われました。
売買代金は減ってきましたが、循環物色は効いています。
ただ、来週後半から大型連休に入ることもあり、多く投資家が積極的な売買を控えることになりそうで、当面は押し目模様と予想します。
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