11日のハンセン指数は0.26%安、根強い景気回復期待から持ち直す!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
11日(木)のハンセン指数は安寄り後、戻り歩調となりました。
ただ後場に入ると上値が重くなり、終値は0.26%安の1万7095.03ポイントで引けました。
11日(木)の中国企業指数は0.21%安で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
今朝はいくつか悪材料がありました。
一つは米中物価に関するもので、米国は予想よりも物価が強いこと、中国は予想よりも物価が弱いことがそれぞれ材料視されました。
10日に発表された3月の米国CPIは3.5%上昇しており、前月よりも0.3ポイント、予想よりも0.1ポイント高いといった結果になりました。
予想を上振れするのは3か月連続で、サービス消費を中心に依然として需要が強いようです。
米国債10年利回りは4.55%を超えてきており、昨年11月の水準まで上昇しています。
利下げ期待が後退しており、欧米機関投資家のリスク許容度の低下が需給面から香港市場に影響したとみています。
一方、11日現地時間9:30に発表された3月の中国CPIは0.1%上昇となり、前月と比べ▲0.6ポイント低下、市場予想と比べ▲0.3ポイント下振れしました。
ただ、PPIについては▲2.8%下落で、先月よりも▲0.1ポイント低下していますが、市場予想とは一致しました。
フィッチは10日、中国の信用格付け見通しを安定的からネガティブに引き下げています。
ムーディーズは昨年12月5日の段階で見通しを安定的からネガティブに引き下げています。
信用格付け会社は安全性に重点を置いて審査する以上、足元で中国が行っている積極財政政策のマクロ経済に与えるプラス効果を過小評価するのは仕方のないところです。
欧米機関投資家たちは利益成長の見通しをより重視するので、この決定自体、それほど意識されていないのではないかとみています。
ミクロ面でみると一部で景気回復の兆候がみられます。
中西部地域のセメントメーカーが買われており、西部セメント(02233)が7.92%高、華新セメント(06655)が6.90%高、安徽コンチセメント(00914)が4.81%高と上昇しています。
1-2月のインフラ投資は8.95%増で需要は回復に向かっています。
一方、これまで供給過剰への対応として各社生産削減を続けてきたのですが、その効果が表れており、長江デルタ地域では需給がタイトとなり、価格が1トン当たり30~50元上昇しています。
また、建設機械セクターが買われており、中国龍工(03339)が8.45%高、中聯重科(01157)が4.59%高、三一重装国際(00631)が2.09%高と上昇しています。
国務院新聞弁公室は11日、発展改革委員会、工信部、財政部、住宅都市建設部、商務部、市場監督管理総局などが出席する形で記者会見を行い、「大規模設備更新と消費品に関する以旧換新行動を推し進めるための方案」などの説明を行いました。
国家主導の“幅広い製品に関して古い設備を新しくする政策”が需要不足の解決策になるのではないかとの期待が市場に広がっています。
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