28日のハンセン指数は0.91%高、業績好調のネット系が物色される!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
28日(木)のハンセン指数はわずかに安寄り後、すぐに切り返し、前場は強い相場となりました。
ただ後場に入ると上値が重くなり、終値は0.91%高の1万6541.42ポイントで引けています。
28日(木)の中国企業指数は1.44%高で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数はテクニカルにみれば、1万6300ポイント前後に支持線(帯)がありそうな感じです。
何か材料があって切り返したわけではなさそうです。
3月29日(金)は聖金曜日、4月1日(月)はイースターのため休場となります。
また、4月4日(木)は清明節のため休場となります。
大型連休を前に、積極的なポジションを取りにくい状態となっています。
足元の好材料としては、自社株買いと大手ネット系銘柄の好決算が挙げられます。
本土マスコミではこのところ「香港市場で自社株買いが進んでいる」といった報道が散見されます。
上海証券報は28日、記者がまとめたデータとして、今年に入り3月27日までの間に123社の香港上場企業が合計457億3700万香港ドル相当の自社株買いを行ったとしています。
これは前年同期と比べ3.2倍の規模だそうです。
金額の大きなところを挙げるとテンセント(00700)、HSBC(00005)、友邦保険(01299)、東岳集団(00189)、美団(03690)などで、順に128億2900万香港ドル、85億1700万香港ドル、71億6000万香港ドル、36億9900万香港ドル、32億香港ドルです。
ハンセン指数は足元では戻り歩調ではありますが、2018年1月に記録した過去最高値と比べれば半値に過ぎません。
人気銘柄の自社株買いは、投資家たちに改めて株価が歴史的な安値圏にあることを意識させ、投資家心理を改善させるのに一役買っているとみられます。
株価上昇のもう一つの要因として、ネット関連を中心に業績が回復してきているという点です。
たとえばテンセント(00700)の2023年12月期業績(20日大引け後の発表)は10%増収、39%減益となりました。
減益ではありますが、これは前年に多額の有価証券売却益があったその反動です。
フィンテック事業が成長しており、主力のゲーム事業は堅調です。
美団(03690)の2023年12月期業績(22日大引け後の発表)は26%増収、138億5600万元の黒字(前期は66億8600万元の赤字)となりました。
売上がしっかりと伸びていること、粗利益率が改善していること、新規事業が順調に成長していることなどが好感されています。
これらの2社は大量の自社株買いを行っています。
ネット系全般で業績見通しは良いのではないかといった楽観がセクター全体に広がっています。
ビリビリ(09626)が8.01%高、美団(03690)が6.26%高、JDドットコム(09618)が5.58%高、百度(09888)が3.27%高と買われています。
金価格上昇から産金関連がセクター内で循環物色されています。
霊宝黄金(0330)が23.65%高、招金鉱業(01818)が8.26%高、山東黄金鉱業(01787)が4.20%高と買われています。
政策がらみのところでは、以旧換新政策の恩恵を受ける家電などに資金が流入しています。
海爾智家(06690)が8.22%高、海信家電集団(00921)が5.64%高と買われています。
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