22日の上海総合指数は2.68%安、底割れ!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
22日(月)の上海総合指数は安寄り後も断続的に出てくる売り物に押され下落、後場後半から崩れたことで、終値は2.68%安の2756.34ポイントとなりました。
全面安の展開です。
ホテル・レストラン、小売、メディア、化学などが大きく売られました。
22日(月)の創業板指数は2.83%安となりました。
22日(月)の上海50指数は0.58%安となりました。
上海総合指数は再び底割れとなりました。
場中ベースでは2020年4月2日以来の安値を記録しています。
17日(水)の経済統計発表で、不動産開発投資の悪化が依然として続いていることが明らかとなりました。
15日に発表されたMLF操作では金利は2.50%(1年物)に据え置かれました。
今月の最優遇貸出金利の引き下げはなさそうだということはすでにその段階で分かっていたことではありますが、一方で、不動産不況は厳しく、市場では金融面からのサポートがひょっとしたらあるのではないかといった期待もあったでしょう。
しかし、22日に最優遇貸出金利の据え置きが発表されたことで、金融政策への失望が改めて意識されました。
22日におけるストックコネクトを通じた海外投資家によるA株売買は10億4700万元の買い越しでした。
外国人の売りがこの日の下げを主導したということではないようで、意外にも彼らの多くがこの下げを買い向かったようです。
上海50指数が0.58%安に留まる一方、創業板指数は2.83%安と大きく売られています。
本土個人投資家の売りが相場を崩しています。
このところ、東北を中心に客足が伸びており、春節休暇を前に旅行需要が高まるとの見通しからホテル・レストラン、小売あたりが買われていたのですが、そうしたところに投げ売りが出ています。
この日取引のあった上海A株、深センA株は合計5096銘柄でした。
この内、上昇した銘柄は125銘柄に留まっています。
この厳しい相場で招商銀行は1.75%上昇しており、しかも、1月11日以来、8連騰を記録しています。
年初からの下げ相場の中で、唯一資金が流入しているのは高配当銘柄です。
その中核となる保険、銀行セクターの株価が堅調です。
招商銀行は招商局傘下の富裕層ビジネスに強みのある銀行で、大手国有銀行グループに次ぐ規模です。
22日の終値は30.25元で実績配当利回りは5.75%あります。
21日に発表された2023年12月期業績(速報ベース)をみると、経常収益は1.6%減ながら、純利益は6.2%増でした。
不良債権比率は0.95%で前年末と比べて0.01ポイント改善しています。
第4四半期の状況はアナリストの予想並みか、それをやや上回ったといったところです。
これで景気が回復し始め、貸し出しが伸び出すようだと景気敏感セクターとしても、同行をはじめとした銀行セクターは注目できそうです。
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