15日の上海総合指数は0.15%高、底這い続く!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
15日(月)の上海総合指数は安寄りしたものの、前場の早い段階で前営業日比プラスを回復、上昇に転じました。
ただ、上値は重く、後場に入ると売りに押される展開となり、終値は0.15%高の2886.29ポイントで引けました。
セクター別では、レジャー施設・旅行、ホテル・レストラン、小売、空港・空運などが買われました。
一方、国防軍事、環境関連、非鉄金属などが売られました。
15日(月)の創業板指数は0.88%安となりました。
15日(月)の上海50指数は0.06%高となりました。
この1週間の上海総合指数の動きを振り返ってみると、8日に大きく下落した後、9日には下げ止まったのですが、その後は底這い状態が続いています。
昨年の5月以来、景気の回復力が鈍いといった状態が続いています。
景気の悪さを嫌気して売りたい弱気の投資家は、ほぼ出尽くしているのではないでしょうか。
一方、政策は多方面から打ち出されてはいますが、それが実体経済の回復をもたらすには至っておらず、政策への期待も陳腐化しています。
とにかく、何らかの形で景気の回復が見えてくるのを辛抱強く待つほかありません。
12日には、12月の物価統計、貿易統計、金融統計(大引け後)がそれぞれ発表されました。
CPIは前月より0.2ポイント回復の▲0.3%下落、PPIは0.3ポイント回復の▲2.7%下落となりました。
前者は予想よりも0.1ポイント良くて、後者は0.1ポイント悪いといった結果でした。
輸出(ドルベース、以下同様)については前月よりも1.8ポイント改善し2.3%増、輸入については0.8ポイント改善し0.2%増となりました。
結構大きく動く統計なので、サプライズというほどの結果ではありませんが、とりあえず、改善に向かっている姿が確認されたという点では良かったといえるでしょう。
一方、金融統計については、全体を通してみると予想をやや下回る結果となりました。
投資家の注目度の高い社会融資総量についてですが、9.5%増の1兆9400億元となりました。
11月の伸び率と比べると0.1ポイントほど改善してはいます。
しかし、政府主導で融資拡大を進めている割にはそのペースはそれなりで、実際の資金需要の弱さ、つまり、設備投資、不動産投資などの弱さが目立ちます。
この結果をみて一部の市場関係者は、利下げを期待したのですが、15日に発表されたMLF操作では金利は2.50%(1年物)に据え置かれました。
今月の最優遇貸出金利の引き下げはなさそうです。
この結果を受けて上海総合指数は安く寄り付きましたが、その後は切り返しています。
市場関係者は、改めて預金準備率の引き下げ期待を強めたということなのでしょう。
セクター別では、先週に引き続き、旅行関連、小売り関連が買われています。
西安旅行(000610)、大連聖亜(600593)、長白山(603099)や、茂業商業(600828)、深セン赫美集団(002356)などがストップ高まで買われています。
年明け直後、地元の人たちが広西チワン自治区からハルピンへと旅行にやってきた幼稚園グループを見守る様子がネット上で大きな話題となると、東北を中心に旅行者が増え出したようです。
全国的にこの冬、旅行がブームとなりそうです。
百貨店需要も伸びているようで、小売り関連も引き続き買われています。
不動産投資、設備投資の回復が遅れる中、消費が景気を支えるのではないかといった期待が市場に広がりつつあります。
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