11日のハンセン指数は1.27%高、自律反発!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
11日(木)のハンセン指数は高寄り後、前場は旺盛な買いに支えられて上昇しました。
ただ、後場になると上値が重くなり、終値は1.27%高の1万6302.04ポイントで引けました。
11日(木)の中国企業指数は1.35%高で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数は10日(水)まで7営業日連続で下落していましたが、昨年12月11日場中で記録した安値1万5972.31ポイントあたりまで下げたところで一旦買いが入り、自律反発したといったところでしょう。
メインボードの売買代金は937億1000万HKドルで10日と比べれば192億HKドルほど増えてはいます。
とはいえ、依然として商いの水準は低く、セリングクライマックスには程遠い感じです。
ちなみに、ストックコネクトを通じた本土からの資金状況ですが、11日は54億2500万元の純流出となりました。
本土のマスコミは盛んに“香港株は歴史的な割安水準にある”とか、“外資が割安な香港株に注目し始めた”などと喧伝していますが、依然として本土からの目立った買いは入っていないようです。
セクター別では自動車関連が買われています。
中国重汽(03808)は6.52%高、長城汽車(02333)は5.13%高、理想汽車(02015)は4.39%高、BYD(01211)は3.81%高となりました。
全国乗用車市場情報聯席会(乗聯会)は9日、2023年の新エネルギー自動車の国内販売台数が36.2%増の773.6万台に達したと発表しました。
新エネルギー自動車の浸透率は8.1ポイント上昇し、35.7%となりました。
“2022年末時点の乗用車普及率は19.5%に過ぎず、中国は依然として自動車低普及国に分類される。
中国は世界に誇る自動車工業国であり、潜在的な市場規模は巨大である“などと指摘しています。
発表は10日でしたが、この結果を受けて国内外の機関投資家が今年の見通しを発表しており、新エネルギー自動車の浸透率は45%前後になるのではないかといった楽観的な予想が出ているようです。
また、個別銘柄では、美団(03690)が5.37%高と急上昇しています。
同社は10日の大引け後、香港証券取引所に「発行済み株式総数の0.09%に当たる562万8500株を買入れた」ことを示す公告を出しています。
10日の安値は69.55香港ドルで高値は72.85香港ドルでしたから、およそ4億香港ドル程度の規模の自社株買いが行われたとみられます。
今年に入り、株価は底割れしていました。
上場初値である72.90香港ドルを割ったところで自社株買いをしたことになります。
自社株買いを行うこと自体は昨年の株主総会、取締役会を経て2023年11月29日に公告が出ており、公開市場において適宜10億米ドル(78億2000万香港ドル相当、1米ドル=7.82香港ドルで計算)を超えない範囲で行うとしています。
今回は、初の自社株買いであり、買い余力は十分残っていることを考えると、70香港ドルあたりが強力な下値抵抗ラインとなりそうです。
市場資訊が11日、財聯社のデータから自社株買いの状況をまとめています。
それによると、1月2~10日までの間に、テンセントは55億1600万香港ドル相当、HSBCは25億6500万香港ドル相当、AIAグループは9億4300万香港ドル相当の自社株買いを実施したそうです。
ハンセン指数で1万6000ポイントあたりの安値は、テクニカルに各社が自社株買いをしてきそうな水準としてとらえる投資家も出てくるのではないかとみています。
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