21日のハンセン指数は0.04%高、安寄り後持ち直す!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
21日(木)のハンセン指数は大きく安寄りしたのですが、薄商いの中、戻り歩調となりました。
後場に入ると横ばい圏での推移となりましたが、終値は前日比プラスを確保、0.04%高の1万6621.13ポイントで引けました。
21日(木)の中国企業指数は0.13%高で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ここ1週間のハンセン指数の動きをみると、中央経済工作会議が11、12日に開催され、2024年の経済運営方針が明らかにされたことで、先週後半は上昇しました。
ただ、今週に入ってからは、持ち合い圏で推移しています。
景気に関しては、18日のブログで示した通りです。
11月の経済動向は、鉱工業生産が予想以上に良かったため、この点を評価して楽観的な見通しを立てる市場関係者もいるようです。
一方で、不動産投資を中心として投資にはまだ回復の兆しは見えません。
小売売上高については、回復力は弱く、その点を懸念する市場関係者もいます。
経済政策については引き続き景気に配慮する形なので、その点は心配していないのですが、政策の効果がなかなか現れないこと、つまり、足元の経済統計が回復してこないので今一つ積極的になれないといったところでしょう。
ただ、時間軸を変え、2024年の見通しを考えると、市場関係者たちの見方は少し変わってきたのではないかとみています。
この時期になるとセルサイドからは2024年の相場見通しが出てくるのですが、本土A株市場に関する見通しではありますが、楽観的な見方をする機関が多いと本土系メディアが伝えています。
たとえば21日の証券時報の記事では、「ゴールドマンサックス、野村、モルガンスタンレーなどの大手外資系証券会社は2024年の相場について、売られ過ぎからの回復を想定している」などと強調しています。
一面では企業業績の回復、一面では安いバリュエーションの修復が起こるだろうといった見方です。
本土市場の回復は本土同様、歴史的な安値圏に沈み、バリュエーションが割安となっている香港市場にとっても大きな支援材料となるでしょう。
香港市場は25日(月)、26日(火)はクリスマスのため休場となります。
既に機関投資家の運用担当者は休暇モードです。
本土市場については、クリスマスは全く関係ないので、相場は立ちますが、重要な政策方針、統計の発表は終わっています。
相対的には材料の乏しい時期となり、相場は動きにくくなりますが、今年は年末年始にかけて、地政学リスク、商品、為替相場などに注意する必要があるかもしれません。
セクターの動きで少し気になったのは、新エネルギー自動車関連です。
蔚来集団(09866)が8.63%安、理想汽車(02015)が4.87%安、小鵬汽車(09868)が3.53%安と売られています。
欧米メディア(ロイター、WSJなど)は20日、「バイデン政権は電気自動車など、一部の中国製品に対する関税引き上げを検討している」などと伝えています。
欧米系機関投資家は本土A株に強気だということですが、2024年は大統領選挙の年ということもあって、依然として米中関係の動向については気になるところです。
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