2日のハンセン指数は0.75%高、景気不安は根強く上値は重い!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
2日(木)のハンセン指数は高寄り後も上昇、一時は前日終値比2.09%高まで上昇したのですが、買い一巡後は徐々に売りに押される展開となりました。
終値は0.75%高の1万7230.59ポイントで引けました。
2日(木)の中国企業指数は0.88%高で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数は10月24日、安値1万6879.66ポイントを付けた後、戻していますが、反発力は強くありません。
NYダウは足元で3連騰しています。
米国の金融政策への警戒感が一旦薄れ、長期金利は戻しており、需給面で好材料があります。
ファンダメンタルズに関しては、10月31日に発表された10月の官製・製造業PMIが市場予想、前月をともに0.7ポイント下回る49.5となったことで、景気への警戒感が高まっています。
引き続き細かい景気対策の発動が期待されるところですが、香港市場では本土のように、直接的な資金注入が今のところ期待できない分だけ、上海総合指数と比べると戻りが弱くなっています。
セクター別では、新エネルギー自動車が上昇しています。
小鵬汽車(09868)は7.57%高、吉利汽車(00175)は3.84%高、理想汽車(02015)は2.78%高、長城汽車(02333)は2.46%高、蔚来集団(09866)は2.29%高となりました。
小鵬汽車(09868)は1日、10月の販売データを発表、全体の納車台数は過去最高の20,002台となりました。
前年同月比で292%増、前月比では31%増と、急拡大が続いています。
また、業界全体のデータとして、乗聯会が10月の推計値を出しており、乗用車の販売台数は202万台で前年同期比9.5%増、前月比では0.1%増となりました。
新エネルギー自動車は75万台で前年同月比では34.6%増、前月比で0.9%増、浸透率は37.1%となったようです。
中国全体で物凄い勢いで新エネルギー自動車の生産が増えており、一気に代替が進んでいます。
業者の進める新エネルギー自動車への全面的な生産移行に消費者が何とかついてきているという点を市場は評価しています。
個別銘柄では小米集団(01810)の上昇が目立ちます。
11月2日は6.05%高ですが、10月9日の終値との比較では26.3%上昇しています。
スマホの新シリーズ「小米14」への期待で買われていたのですが、予想通り売れ行きは好調です。
発売は10月31日午後8時からだったのですが同社によれば、発売から5分間の販売台数はひとつ前のシリーズと比べ6倍超となったそうです。
10月31日20:00~24:00の4時間だけで、天猫、京東、ティックトック、快手といった4大プラットフォームにおけるすべての国内スマホの1日当たりの販売量、販売金額の記録を1年ぶりに更新しています。
小米14シリーズは前シリーズと比べて、撮影機能や処理能力などが向上しているにもかかわらず、値上げをしませんでした。
そのあたりが消費者の心に響いたのでしょう。
雷軍CEOの微博によれば、予想以上の注文があった上に双11セールによる影響もあって、注文処理や物流面で大きな圧力がかかっており、発送が数日遅れるようです。
一方、生産量を大幅に引き上げて、対応すると強調しています。
販売好調を受けて、買い推奨レポートを出す証券会社が増えています。
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