26日のハンセン指数は0.24%安、政策頼みの相場が続く!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
26日(木)のハンセン指数は安く寄り付いた後、一旦前日終値比プラスとなる場面もあったのですが、買い一巡後は売られる展開となりました。
ただ、下値を積極的に売ってくる動きは見られず、後場に入るとやや戻し、終値は0.24%安の1万7044.61ポイントで引けました。
26日(木)の中国企業指数は0.10%高で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
米国長期金利に上昇圧力がかかる中、グローバル投資家のリスク許容度が低下しています。
需給面で弱気材料がある上に中国経済の自立的な回復力が弱いことからハンセン指数は先週底割れとなりました。
中国当局が景気対策の強度を高めており、今週に入り下げ止まり、一旦持ち直す動きとなっています。
25日は寄り付き天井で、やや大きめの陰線を付けてはいますが、5営業日ぶりに反発しています。
全人代常務委員会は24日、国債の増発案、2023年における中央政府の予算調整法案などを可決しました。
それによると2023年第4四半期、1兆元の国債が増発されます。
この資金は全額、地方政府に分配され、集中的に災害の復興や、防災などに使われるそうです。
これにより、財政赤字(予算ベース)の総額は3兆8800億元から4兆8800億元に増え、赤字率は3%から3.8%に上昇することになります。
ただ、地方ベースでの実質的な支出は年内に5000億元、来年に5000億元となるそうです。
災害からの復興、防災、灌漑などの公共投資が増額されるということですから、建設関連セクターに恩恵があります。
また、労働集約的な産業なので、人件費にも資金の多くが流れることになり、全体として景気対策として効果があるという話です。
関連セクターの株価の動きをみると、交通建設(01800)は25日に2.64%高、26日には1.43%高、中国中鉄(00390)は25日に1.93%高、26日には1.08%高、中国鉄建(01800)は25日に1.58%高でしたが、26日には▲0.22%安となりました。
確かにそれなりに株価押し上げ効果はありましたが、これらの銘柄が急騰して相場をけん引するというほどではありませんでした。
こうした状況は本土A株でも同様です。
もっとも、当局がいろいろな方向から政策を打ち出している点に注目すべきだと思います。
A株のように国家隊による銀行株買いとか、ETF買いとかがない分、本土資本市場活性化策の効果は小さいのですが、香港特別行政区の李家超行政長官は25日の施政報告の中で印紙税を0.13%から0.10%へ引き下げる方針を発表するなど、香港市場においても独自の資本市場活性化策が行われようとしています。
当局が株価の安定に向けた政策を打ち出してきたあたりで、底打ちは近いかもしれません。
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