16日の上海総合指数は0.46%安、底値を探る動き!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
16日(月)の上海総合指数はわずかに高寄りしたものの、その後は売りに押される展開となりました。
終値は0.46%安の3073.81ポイントで引けました。
セクター別では、石油、石炭、貴金属などが買われました。
一方、半導体・部品、コンシューマーエレクトロニクス、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、バイオ・医薬などが売られました。
16日(月)の創業板指数は2.00%安となりました。
16日(月)の上海50指数は0.83%安となりました。
3指数とも下げていますが、中でも創業板指数の下げが厳しく、こちらの日足は底割れとなりました。
本土の下落要因として、回復の見通しの立たない景気がまず挙げられるでしょう。
13日午前中に発表された9月の物価統計では、回復が見込まれたCPIについは逆に0.1ポイント低下、0.0%上昇となりました。
総需要の回復が遅れている現実が改めて意識されました。
9月の貿易統計(ドルベース)では、輸出は▲6.2%減で前月と比べ2.6ポイント改善、輸入も6.2%減で1.1ポイント改善しており、市場予想を少し上回りましたが、ポジティブサプライズとなるほどの改善ではありませんでした。
また、13日大引け後に発表された9月の金融統計では、M2は0.3ポイント低下し10.3%増、人民元貸出残高増加額は2兆3100億元に留まり、いずれも市場予想を下回りました。
金融緩和が行われているにもかかわらず、期待するほど資金が市場で回ってない様子が改めて確認されました。
景気対策の効果がはっきりと表れてこない現状に投資家たちは改めて失望しています。
海外要因としては、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地域での地上戦の準備を進めているなど、中東情勢が緊迫化しており、そのことが相場全体の地合いを悪くした面もあるかもしれません。
ただ、セクター別の動きをみると、石油、石炭といったエネルギー関連や、安全資産としての金関連が買われています。
油田開発サービスを手掛ける博邁科海洋工程(603727)、中曼石油天然気集団(603619)がストップ高、石炭化学製品メーカーの陝西黒猫焦化(601015)が5.95%高、金鉱の採掘、精錬などを行う四川容大黄金(001337)がストップ高まで買われています。
一方、半導体・部品、コンシューマーエレクトロニクスなどが売られています。
半導体製造にかかわる化学品などを製造する江蘇雅克科技(002409)がストップ安、コンデンサーなどの電子部品を製造する南通江海電容器(002484)が6.49%安、指紋認識チップなどを製造する深セン市匯頂科技(603160)が5.31%安と下げています。
ロイターは15日、バイデン政権は今週中にも中国に対するAI用半導体輸出制限の強化を盛り込んだ新たな規制措置を公表する見通しだと伝えています。
バイデン政権の対中政策は、強硬策と緩和策とがまだら模様となっています。
18日(水)には7-9月期のGDP、9月の経済統計が発表されます。
実質経済成長率の市場予想は4.5%で4-6月期と比べ1.8ポイント低下する見通しです。
9月の鉱工業生産の市場コンセンサスは0.2ポイント悪化して4.3%増、小売売上高は0.3ポイント改善して4.9%増です。
各指数がほぼ底割れ状態なので、相場は足元の景気の悪さを織り込んだようなところがあります。
ポジティブサプライズがあれば、大きく戻しそうではあるので、ここは動きにくいところです。
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