5日のハンセン指数は0.10%高、あや戻し!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
5日(木)のハンセン指数は高寄り後、前場は上昇基調だったのですが、後場に入ると売りに押される展開となりました。
終値は0.10%高の1万7213.87ポイントで引けました。
5日(木)の中国企業指数は0.09%高で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数は4日、場中で昨年11月28日以来となる安値1万7094.00ポイントを付けています。
前日のNYダウが反発、欧米機関投資家のリスク許容度が少し戻ったということもあって、5日のハンセン指数も少し戻してはいますが、売買代金は470億香港ドルにとどまっており、大商いとなった7月31日と比べると4分の1程度しかありません。
日中の値動きも小さく、現状では“あや戻し”と言わざるを得ないでしょう。
欧米機関投資家は、米国長期金利の上昇に財政運営を巡る混乱が加わり、リスク資産への投資許容度を抑えようとしています。
中国経済の見通しについてですが、多くの欧米機関投資家が、不動産市場の回復の遅れや、米国の対中強硬策による輸出の伸び悩み、対内直接投資の低迷が長引くのではないかと予想しています。
欧米系機関投資家は、共産党や政府によるマクロコントロールや、中国市場の特異性などに関して正確に分析するすべを持たない以上、実際の統計数字をみて景気動向を判断するほかありません。
経済指標、不動産関連指標の改善をひたすら待つといった状況ですが、本土市場は国慶節休場が続いていて、政策情報も、企業情報も、多くありません。
こうした点も足元のハンセン指数が低迷する要因といえるでしょう。
セクター別では、新エネルギー自動車が大きく上昇しています。
リープモーター(09863)が8.31%高、小鵬汽車(09868)が4.79%高、蔚来集団(09866)が2.79%高となりました。
各社いずれも9月の新車販売台数が好調です。
納車ベースでみると、小鵬汽車は81%増、蔚来集団は43.8%増と大きく伸びています。
リープモーターについては前月比で11.4%増で、過去最高を更新しています。
そのほか、理想汽車は212.7%増、BYDは42.8%増など、各社生産能力、販売を急拡大させています。
“金九銀十”の消費が盛り上がる時期に自動車が売れています。
各社ベースでみれば生き残り競争が厳しくなってきているのですが、業界全体としてみれば急拡大が止まらず、経済成長、イノベーションの観点からみれば、過当競争は良い部分の方が多いと思います。
気になる国慶節休場中の消費についてですが、映画館、香港の消費関連銘柄に少し動きがあるようで、不動産の一角も買われています。
ただ、まだ全体像はよくわからない状況です。
とにかく、景気が良くなっているという証拠が出てくるのを待つしかありません。
それがはっきりすれば、不動産をはじめ、景気敏感株などについて、自信をもって買えるのでしょうが・・・。
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