11日の上海総合指数は0.84%高、後場寄り直後に急伸!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
11日(月)の上海総合指数は高寄り後、一旦先週末終値比でマイナス圏まで下げる場面もあるなど、前場は小幅高での推移でしたが、後場寄り後急伸、その後少し戻してしまいましたが、終値は先週末終値比0.84%高の3142.78ポイントで引けました。
セクター別では、バイオ・医薬、自動車、ホテル・レストランなどが買われました。
一方、不動産、国防軍事関連などが売られました。
11日(月)の創業板指数は0.65%高となりました。
11日(月)の上海50指数は0.64%高となりました。
この日は金融面で明らかな好材料が2つありました。
国家外貨管理局は11日、北京において全国外為替市場自律メカニズム専門会議を開き、最近の為替市場の情勢、人民元為替レートの問題などについて報告を行ったのですが、その内容が材料視されました。
現在の経済情勢についてですが“政策の効果が表れて物価(CPI)は底打ちからプラスに転じており、輸出入のデータは予想を上回っており、不動産政策の効果は少しずつだが明らかに表れており、消費はしっかりと回復、科学技術イノベーションは不断にブレークスルーしており、質の高い経済発展が引き続き推し進められており、経済が“進む”状況が今まさに蓄積されており、人民元為替レートは“合理的均衡水準の上で基本的に安定を保つ”といったしっかりとした基礎がある”などと記しています。
こうした基礎の上に立ち、“党中央、国務院の強力な指導の下で、金融管理部門は人民元為替レートを基本的に安定した状態に保つ能力があり、自信もあり、そうした条件もそろっている。
一方的でトレンドを加速させるような行為を断固として正すために、手を出すべき時には手を出し、市場の秩序をかく乱させるような行為を厳しく処置し、断固として為替レートが異常な変動を起こすリスクを防ぐ”などと強調しています。
“投機や、風説の流布など、市場秩序を乱すあらゆる行為を断固として根絶やしにすべく、取引動向を厳しくチェックする”ようです。
中国人民銀行はこの日、8月の金融統計を発表しました。
社会融資規模は3兆1200億元で、市場予想の2兆7300億元を大きく上回りました。
M2は10.6%増、M1は2.2%増で、M2増加率の方がM1よりも8.4ポイント高くなっています。
これが逆になっていると、“流動性のわな”に陥っているということになるのですが、そうではなく、資金は実体経済、投資にしっかりと流れ始めているということです。
会議の内容について国家外貨管理局がホームページに公開したのは、11日の早い時間のようですが、マスコミがこの内容を大きく報道したのは、昼休み中でした。
また、統計の発表についても、通常は場が引けてからですが、今回は昼休み中でした。
ですから上海総合指数は後場寄り直後に大きく上昇したとみられます。
政策の強度が上がっています。
外貨管理局による現在の経済情勢の認識からもわかるように景気は好転し始めています。
上海総合指数は“底打ち、反転、上昇”の条件がそろいつつあります。
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