31日のハンセン指数は0.55%安、製造業PMI改善も売りに押される!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
31日(木)のハンセン指数は高寄りしたものの上値は重く、後場に入ると前日終値比マイナス圏内での値動きとなりました。
終値は0.55%安の1万8382.06ポイントで引けました。
31日(木)の中国企業指数は0.38%安で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
注目の8月の製造業PMIが発表されました。
結果は前月より0.4ポイント高く、市場予想よりも0.3ポイント高い49.7となりました。
構成要素となる5つの細目指数ですが、就業人員(48.0、▲0.1)以外の4つが前月よりも改善しています。
この内、原材料在庫(48.4、+0.2)を除く、生産(51.9、+1.7)、新規受注(50.2、+0.7)、サプライヤー配送時間(51.6、+1.1)の3つの細目指標が拡大、縮小の分かれ目となる50を超えています。
そのほかの8つの補助的細目指数ではすべて前月よりも改善しています。
中でも、主要原材料購買価格(56.5、+4.1)、生産経営活動予想(55.6、+0.5)、工場出荷価格(52.0、+3.4)、購買量(50.5、+1.0)が50を超えています。
総合指数となる製造業PMIとしては、まだ、50を超えるところまでは回復していませんが、まんべんなく細目指数が回復していることから、9月以降の50超えは十分期待できそうです。
ただ、59%以上の企業が需要不足だと答えています。
「今後、内需拡大策の実質的な効果をさらに一歩進んで引き上げ、政府投資を強化することで全社会投資を引き上げ、需要不足を解消すべきだ」と中国物流購買連合会の張立群アナリストは意見を述べています。
非製造業PMIについては51.0で前月と比べ▲0.5ポイント悪化しています。
サービスビジネス活動指数が前月と比べ▲1.0ポイント低下し、50.5となっているのが心配なところです。
もっとも、建築業ビジネス活動指数は前月と比べ+2.6ポイント高い53.8となっています。
4か月連続で悪化した後での回復なので、今後の不動産投資の回復に期待が持てそうな感じもします。
この日のメインボードの売買代金は1365億4000万香港ドルで前日と比べ、26%増えています。
7月31日の高値形成時以来の売買代金となりました。
統計発表は現地時間9時半ですので、ハンセン指数の寄高の要因の一つはこの統計の内容を好感した投資家が多かったということなのでしょうが、その後、出来高を伴って下げています。
不動産関連の値動きをみると、中国恒大集団(03333)が1.85%高、碧桂園(02007)が1.14%高と上げていますが、龍湖集団(00960)は4.73%安、万科企業(02202)は3.79%安、華潤置地(01109)は2.21%安と下げています。
不動産市場の回復が株価底打ちの条件だと思うので、不動産銘柄の値動きを見つつ、関連指標の改善を待ちたいところです。
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