24日のハンセン指数は2.05%高、3日続伸!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
24日(木)のハンセン指数は高寄り後、前場は買い優勢の展開、後場に入ると上値は重くなりましたが高値近辺で推移、終値は2.05%高の1万8212.17ポイントで引けました。
24日(木)の中国企業指数は2.46%高で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
8月に入り下げトレンドを形成していたハンセン指数ですが、足元では下げ止まり、3日続伸となりました。
景気の腰折れ、碧桂園(02007)や遠洋地産(03377)の債務危機、不動産不況への懸念などに米国のインフレ再燃懸念が重なり、急落となりました。
それに対するテクニカルな反動や、今週に入り米国長期金利が下げていることなどに加え、資本市場活性化政策への期待がリバウンドの原動力となっているとみています。
香港証券取引所は22日、H株上場30周年記念活動を行ったのですがその際、中国証券監督管理委員会(CSRC)の李超副主席が祝辞を述べています。
その内容が23日、CSRCのホームページ上で公開され、それが材料視されました。
この30年におけるH株の歴史を振り返った後、CSRCは不断に本土、香港の資本市場の実務上の協力関係を深めていくと発言しています。
具体的には、本土企業の香港上場を積極的に推し進めていくこと、ストックコネクト制度をさらに良いものに改善すること、双方向の金融商品に関して取引の開放度を上げることなどに言及しています。
海外の投資家に対しては本土の金融商品について、国内の投資家に対しては海外の金融商品について、それぞれの取引を活性化させるという意味なので、香港市場、本土市場、どちらにとっても好材料といえるでしょう。
今後、このリバウンドが上昇トレンド形成につながるかどうかはやはり“景気が期待通り回復するかどうか”にかかっています。
そういう観点からすれば、これだけ全体相場が強かったのに建設セクターが大きく下落しているのは気になります。
中国交通建設(01800)は6.45%安、中国鉄建(01186)は6.43%安、中国中鉄(00390)は4.62%安と売られています。
7月のインフラ投資の伸びは再び鈍化しています。
プロジェクトの着工自体は比較的安定しているのですが、資金が不足していて工事の進行が遅れているようです。
今後2、3か月の間に資金不足は改善に向かうと予想されるのですが、昨年の数字が高いので、伸び率としては引き続き鈍化傾向になるのではないかといった中信期貨の分析をマスコミが報じています。
一方、不動産の一角は戻しています。
碧桂園服務(06098)は10.44%高、碧桂園(02007)は10.00%高、雅居楽集団(03383)は7.59%高、融創中国(01918)は4.55%高となりました。
上昇幅は大きいのですが、何か好材料があったわけではありません。
空売りの買戻しに過ぎないのではないかと思います。
ハイテクがらみのところが買われていますが、こちらも特別な好材料は見当たりません。
NASDAQの戻りを受けて、グローバル機関投資家のハイテク株に対するエクスポージャーが高まったとか、そういうレベルの話ではないかと思います。
本格的なリバウンドが開始されたと判断するには、はっきりとした好材料が欲しいところです。
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