31日の上海総合指数は0.46%高、急騰後に上げ幅縮小!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
31日(月)の上海総合指数は高寄り後に急騰、一時は前営業日終値比1.4%高まで買われたのですが、その後は利益確定売りに押され、終値は0.46%高の3291.04ポイントで引けました。
セクター別では、不動産、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、小売、自動車などが買われました。
一方、バイオ・医薬などが売られました。
31日(月)の創業板指数は0.77%高となりました。
31日(月)の上海50指数は0.24%高となりました。
中央政治局会議の結果を受けて25日から始まった今回のリバウンド局面ですが、先週末から31日の寄り付き直後にかけて急騰したことで、一旦まとまった利益確定売りが出て、その後の上海総合指数は“上げ幅縮小”となりました。
両市場合計の売買代金は1兆1052億元で大商い、前週末と比べ17%増加しました。
7月の官製・製造業PMIが31日現地時間9時30分に発表されました。
結果は49.3で、前月と比べ0.3ポイント改善、市場コンセンサスと比べれば0.4ポイント上回りました。
50を割っている以上、景況感は“縮小”であり、当局がずっと指摘し続けている需要不足は依然として解消されてはいないようですが、細かく見れば、回復の兆しも見て取れます。
細目指標では、新規輸出受注はわずかに悪化しましたが、全体の新規受注については50には達してはいませんが(49.5)、前月と比べ0.9ポイント改善しました。
経営者のマインドは強気に転じており、生産経営活動予想は1.7ポイント上昇し、55.1となりました。
購買量、原材料在庫、製品在庫などの指標も改善、企業は積極的に生産を拡大する準備を始めています。
原材料購買価格、工場出荷価格などの指標も改善、川上に近い方の原材料、半製品、製品に関する需給は前月と比べれば少し良くなっているようです。
ただ、生産は若干悪化しています。
政策発動による景気回復が始まる前の起点としてとらえれば、この結果は“悪くはない”といった感想です。
不動産関連が買われています。
華遠地産(600743)、上実発展(000961)など9銘柄がストップ高まで買われています。
7月28日には合肥市、29日には北京市、7月30日には深セン市において、主管部門が不動産に関する会議を開いています。
24日に行われた中央政治局会議で示された方針沿って、地方レベルで新たな政策発動の準備が進んでいるということです。
そのほか、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、小売、自動車など消費関連セクターが幅広く買われています。
西安飲食(000721)、華聯股フェン(000882)、益民集団(600824)、海馬汽車(000572)などがストップ高まで買われています。
国家発展改革委員会は7月30日、2023年上半期の発展改革の形成に関する報告会の内容についてホームページを通じて公開しました。
下半期の発改委としての方針が示されたことで、今後、各地方レベルで具体的な政策が出てくるだろうといった期待から消費関連に資金が流入しています。
今後は政策ラッシュがどこまで続くのか、それがしっかりと効果を表し、経済指標の力強い改善につながるのかなどについて、投資家はしばらくの間、追跡し続けることになりそうです。
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