13日のハンセン指数は2.60%高、大きく買い戻される!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
13日(木)のハンセン指数は高寄り後、終日旺盛な買いが入り、終値は2.60%高の1万9350.62ポイントで引けました。
13日(木)の中国企業指数は2.60%高で引けました。
参考として、2023年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
この1週間強におけるハンセン指数の値動きについて、何の先入観も持たずに眺めてみると、5日から7日にかけて投機的な売りを巻き込み急落したが、直近は4連騰、特に13日には大きく窓を開けて寄り付き、急騰しており、先物の売り方の買戻しが入ったのではないか、そんな感じの値動きです。
急落の過程では、利上げが長期化しそうなのではないかといった米国要因のほか、ガリウム、ゲルマニウムの輸出管理規制の実施といった中国要因、つまり米中関係の悪化による影響があったのではないかとみています。
6日から10日にかけて行われたイエレン財務長官の北京訪問では、月曜日のブログでも書きましたが、“中国とのデカップリングは求めない。経済規模の世界第一位、第二位の大国によるデカップリングは世界に大きな災難をもたらし、世界を不安定化させる。各国に対して、どちらの側につくか選ばせ、世界経済をブロック化させるような考えはない”などといった今後の緊張緩和につながるかもしれないと思わせるような発言がありました。
さらに、6月のブリンケン国務長官、今回のイエレン財務長官の訪中に続き、16~19日にはケリー気候変動問題担当大統領特使が中国を訪問する予定です。
経済担当の高官ではないとはいえ、ハイレベルでの高官の訪問が立て続けに行われていることで、少なくとも米中間の関係悪化は食い止められている印象があります。
ただ、足元の買戻しは、そうした米中関係に関する材料というよりは、6月の米国物価統計が落ち着いてきたことで、金融引き締め長期化への警戒感が和らいだこと、それに伴い人民元為替がドル安・元高に振れたことなどの方が影響としては大きいのではないかとみています。
中国経済については、夏のシーズンを控え、消費が回復しそうだといった見方が強まっています。
特にレストラン関係の上昇が目立ちます。
火鍋チェーン大手の海底撈国際(06862)、呷哺呷哺餐飲(00520)が順に、5.96%高、3.67%高、中華レストランチェーンの九毛九国際(009922)が3.71%高と買われています。
米国の長期金利見通しの改善からNASDAQが年初来高値を更新していますが、そのことが香港市場のハイテク関連に対してもポジティブに作用しています。
李強首相は12日、美団、アリババクラウド、抖音などのプラットフォーム運営企業の代表者を集め、座談会を開き、“プラットフォーム経済を健全に持続的に発展させるためにはどうしたらよいのか”意見・建議を求めました。
“各クラスの政府は公平な競争がなされるように市場環境を整備すべきだ”と李強首相は強調しており、国家が積極的にプラットフォーム産業の発展を支援する姿勢を示したことが材料視されました。
快手科技(01024)は7.94%高、ビリビリ(09626)は7.52%高、JDドットコム(09618)は6.43%高、美団(03690)は5.73%高と大きく買われました。
投資家の関心が高い経済関連指標ですが、10日に発表された6月の物価統計も、13日に発表された貿易統計も、いずれも需要の弱さを示す結果となりました。
ハンセン指数が上昇トレンドに転じるには、景気回復を示す経済指標の出現が待たれるところです。
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