10日の上海総合指数は0.22%高、商い閑散、様子見の展開!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
10日(月)の上海総合指数はわずかに高寄り後、終日狭いレンジでの売り買い交錯となりました。
終値は0.22%高の3203.70ポイントで引けました。
セクター別では、映画関連、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、太陽光発電関連などが買われました。
一方、自動車、家電、通信設備などが売られました。
10日(月)の創業板指数は1.37%高となりました。
10日(月)の上海50指数は0.55%高となりました。
10日の上海、深セン両市場の売買代金は7612億元で活況の目安とされる1兆元を大きく下回っています。
先週末と比べても5%ほど減少しています。
相場の重荷となっている米中関係の悪化ですが、6日から9日にかけてイエレン財務長官が中国を訪問しました。
7日には李強首相と会談、米中関係、特に米中経済に関する重大な問題について話し合われました。
8日には米中経済対話の責任者である何立峰副首相と会談、両国およびグロバル経済、金融情勢や、グローバル危機への対応に関する協力、それぞれの国が関心のある経済領域に関する問題などについて、深く意見交換したようです。
これらの会議を総括した記者会見においてイエレン財務長官は、“中国とのデカップリングは求めない。経済規模の世界第一位、第二位の大国によるデカップリングは世界に大きな災難をもたらし、世界を不安定化させる。各国に対して、どちらの側につくか選ばせ、世界経済をブロック化させるような考えはない”などと発言しています。
米中双方は、昨年11月にバリ島で行われた首脳会談におけるコンセンサスにしたがって、今後も米中経済領域に関するハイレベルの交流の継続を確認しています。
決して悪い内容ではありませんでしたが先月、ブリンケン国務長官が訪中しており、その時の内容と比べ、特に変わりはありません。
投資家が懸念する半導体を巡る米中間の争いに関して、新しい情報があるわけでもありません。
この問題に楽観的な投資家にとっても、悲観的な投資家にとっても、動きにくい内容であったと言えましょう。
経済関連では、10日現地時間9:30、6月の物価統計が発表されましたが、好転の兆しは見られませんでした。
CPIは0.0%上昇で先月よりも▲0.2ポイント悪化、市場予想を▲0.2ポイント下回りました。
PPIは▲5.4%下落で先月よりも▲0.8ポイント悪化、市場予想を▲0.4ポイント下回りました。
対前月との比較でみても、CPIは▲0.2%下落、PPIは▲0.8%下落と物価下落に歯止めがかかりません。
ただ、この統計の発表によって、景気回復への期待が完全にしぼんでしまったわけではありません。
セクターの動きをみると、夏の映画は好調なようで、また、旅行、消費関連への期待は依然として健在です。
もっとも、資金が外部から流入するような状況ではなく、政策期待で買われていた自動車、家電あたりには利益確定売りが出ています。
本土市場は依然として、景気回復を示す指標待ちといった状況です。
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