3日の上海総合指数は1.31%高、景気回復を再び織り込み始める!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
3日(月)の上海総合指数は高寄り後、前場は大きく上昇、後場に入ると横ばい圏での推移となり、終値は1.31%高の3243.98ポイントで引けました。
セクター別では、ホテル・レストラン、空港・空運、レジャー施設・旅行、自動車などが買われました。
一方、メディア、機械、通信設備などが売られました。
3日(月)の創業板指数は0.60%高となりました。
3日(月)の上海50指数は1.70%高となりました。
30日現地時間9:30に発表された6月の官製・製造業PMIは市場予想通りの結果(49.0)となりました。
先月と比べ0.2ポイント改善しています。
受注(48.6)は0.3ポイント改善、生産(50.3)は0.7ポイント改善し2か月ぶりに50を上回っています。
一方で、新規輸出受注(46.4)が0.8ポイント悪化するなど、心配なところもありますが、とりあえず悪化が止まったことを市場は歓迎しています。
3日現地時間9:45には財新・中国製造業PMIが発表されていますが、こちらは50.5で、前月よりも0.4ポイント低下しています。
ただ、50を超えており、市場予想(50.0)が低かったことで、悪材料されるようなことはありませんでした。
そもそも、カバレッジが小さく、民営企業への偏りが大きいことなどから、本土市場ではあまり材料視されることはありませんが。
3日から下期入りしたことで、ファンドの買いが入りやすかったということも上昇要因の一つかもしれません。
セクター別の動きをみると、ホテル・レストラン、空港・空運、レジャー施設・旅行が買われています。
レストランの同慶楼餐飲(605108)がストップ高、航空会社の上海吉祥航空(603885)が7.19%高、中青旅控股(600138)が5.76%高となりました。
同程旅行によるこの夏のチケット予約状況をみると、7月2日前後、7月下旬から8月中旬、9月3日前後の3段階でピークがあり、しかも最初のピークは新型コロナ発生前と比べて、1週間ほど早いそうです。
旅行需要の高まりが意識され、関連銘柄が大きく買われました。
また、自動車が買われています。
中堅の民営乗用車メーカーの衆泰汽車(000980)や賽力斯集団(601127)、バス製造大手の中通客車(000957)などがストップ高まで買われています。
中国自動車流通協会は6月30日、6月の自動車市場は緩やかに回復しているといった見通しを発表しました。
6月に入り、中央、地方政府は消費促進政策を立て続けに打ち出しています。
たとえば、商務部は組織立てて、自動車消費促進活動を展開しており、郷鎮地域での新エネルギー自動車の販売促進に力を入れています。
統計データとしては、6月の乗用車販売台数は185万台前後で、前月と比べ小幅ですが増加するだろうとしています。
両市場合計の売買代金は1兆246億元で、先週末よりも12%ほど増えています。
多少フライング気味の感もありますが、一部の投資家は景気回復を予想し、着実に業績が良くなりそうなセクター、政策の恩恵が大きそうなセクターを買い始めています。
ただ、本格的な回復に至るには不動産の回復が不可欠ではないかと思います。
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