29日の上海総合指数は0.28%高、リバウンド継続!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
29日(月)の上海総合指数はわずかに高寄り後、終日狭いレンジでのもみ合いとなりました。
終値は0.28%高の3221.45ポイントで引けました。
セクター別では、電力、半導体・電子部品、ゲーム、AI、通信設備などが買われました。
一方、EC関連、自動車、不動産などが売られました。
29日(月)の創業板指数は1.14%安となりました。
29日(月)の上海50指数は0.44%安となりました。
上海総合指数は2営業日前に200日移動平均線を割り込んだ直後に戻していますが、上海50指数、創業板指数は底割れ状態です。
特に創業板指数は1年ぶりの安値に沈んでいます。
当時はゼロコロナ政策による景気の急激な悪化の影響を強く受けて下落しましたが、足元では新型コロナの感染ぶり返しが心配されています。
百度による健康問診指数は依然として高止まりしていますが、新型コロナ検索指数は5月23日にピークを打っており、緩やかではありますが、低下しています。
中国が再びゼロコロナ政策に戻る可能性は限りなくゼロに近いと思いますが、再流行が長引けば、消費を中心に景気に与える影響は無視できず、特に財務体質の脆弱な中小型民営企業ではその影響は大きいでしょう。
セクター別では電力セクターが買われています。
華電国際電力(600027)、広西桂東電力(600310)、新疆天富能源(600509)など6銘柄がストップ高まで買われています。
4月の全社会使用電力量が8.3%増となるなど電力消費量が予想以上に回復しています。
中国は2030年までに二酸化炭素排出量をピークアウトさせ、2060年までにカーボンニュートラルを達成させる(双炭)政策を進めています。
バイサイドの中には、足元の電力需要が高まっていることに加え、「火力発電所は今後、設備更新が進む」ことから、このセクターを“強気見通し”としているところがいくつかあります。
また、半導体・電子部品、ゲームなどが買われています。
半導体メーカーの通富微電子(002156)、PCBメーカーの奥士康科技(002913)、オンラインゲームの凱撒中国文化(002425)などがストップ高まで買われています。
教育部などが先日「新時代における小中学校の科学教育を強化することに関する意見」を発表したと複数のマスコミが29日、伝えています。
この意見では、教育環境の良くない地区、学校に対して、設備、機材、図書、ソフトウエアなどを提供し、AI、AR/VRなどの技術を用いて、現場の教育レベルを強化するとしています。
一方下げたセクターについては、不動産などは引き続き景気に対する見通しの悪化が影響しているとみられます。
市場全体でみれば、5月中旬以降、景気悪化懸念で下げてきた感があります。
悪材料も時間的に織り込まれつつあり、逆の見通し、つまり、景気の底打ちを連想させる材料があれば、反転しそうな感はあります。
引き続き、景気関連の材料待ちです。
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