11日のハンセン指数は0.09%安、様子見の展開!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
11日(木)のハンセン指数は高寄りしたものの、商いが増えない中で下落、大引前に戻したものの、終値は0.09%安の1万9743.79ポイントで引けました。
セクター別では新エネルギー自動車、メディア・娯楽、農産品などが買われました。
一方、非鉄金属などが売られました。
11日(木)の中国企業指数は0.18%高で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数は4月17日に持ち合い圏からの上放れに失敗、下げてしまいましたが、4月26日に切り返すと、その後は狭いレンジでの持ち合い圏の中で、上げ下げしています。
11日の現地時間9:30に発表された4月のCPIは前月よりも▲0.6ポイント低い0.1%上昇、生産者物価指数は▲1.1ポイント低い▲3.6%下落となりました。
前者は市場予想を▲0.3ポイント、後者は▲0.4ポイントそれぞれ下回っています。
欧米先進国がインフレに悩まされる中、羨ましい限りではありますが、ここまで下がると、やはり需給面の不均衡が気になります。
特に生産者物価指数は7か月連続でマイナスを記録しています。
ゼロコロナ政策廃止により需要の回復が期待されたのですが、思ったほど回復力は強くありません。
一方で、生産の方は前のめりとなっています。
物価上昇率が回復に転じてこない限り、景気回復の実感は高まりません。
相場の方向性を決めるような確かな材料がない中で11日は、市況や業績見通しの影響を受けて動くセクター、個別銘柄が目立ちました。
非鉄金属セクターが軒並み売られています。
中国アルミ(02600)が5.81%安、江西銅業(00358)が3.58%安、アンガン・スチール(00347)が3.27%安、洛陽モリブデン(03993)が3.15%安となりました。
たとえば、アルミについてLME現物の動きをみると、10日の価格は1.94%下落、在庫量は1.55%増加しています。
また、本土各地域の銅現物(1#電解銅)価格(元/トン、現地時間14:15)の動きをみると上海で790元、広州、北京などで750元下落しています。
足元の市況の悪さが株価の動向に大きな影響を与えています。
一方、新エネルギー自動車関連が買われています。
第1四半期の業績(97%増収、9億3000万元の黒字転換)が市場予想を上回った理想汽車(02015)は17.07%上昇しました。
その他、小鵬汽車(09868)が3.05%高となるなど、連れ高となっています。
また、映画関連セクターが買われています。
歓喜伝媒(01003)が5.50%高、アリババ・ピクチャーズ(01060)が4.30%高となりました。
一部の市場関係者が、今年の夏は話題作が多く、消費の回復もあって関連企業の業績は改善するだろうといった見通しを発表しています。
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