24日の上海総合指数は0.78%安、4日続落!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
24日(月)の上海総合指数はわずかに安寄り後、一旦先週末比プラスに転じる場面もあったのですが上値は重く、後場に入るとずるずると下げる展開となりました。
大引けにかけては少し戻したものの、終値は0.78%安の3275.41ポイントで引けました。
セクター別では、メディア、バイオ、通信設備などが買われました。
一方、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、貴金属、半導体・部品、鉄鋼、不動産開発などが売られました。
24日(月)の創業板指数は1.71%安となりました。
24日(月)の上海50指数は1.35%安となりました。
先週のブログでも触れましたが、先週の週初は1-3月期、3月の経済統計が回復を示すものであるとの見通しが高まり、上海総合指数は先回りの買いで大きく上昇しました。
その後、午前に発表のあった18日には高値を更新、19日には利益確定売りに押されましたが、20日にはそれを一旦こなしてチャートは長めの下ヒゲを付けており、上昇トレンド継続かと思われました。
その矢先、21日は▲1.95%安、24日は▲0.78%安と大きく下げてしまいました。
今回の急落で目立ったのは半導体・部品セクターです。
やはり、バイデン政権の対中強硬策に関する内容が材料視されたのでしょう。
米国マスコミによれば、バイデン政権は19日、対中投資規制に関する行政命令対象に半導体、AI、量子コンピューターなどの分野を含める予定だと伝えています。
これは“民間企業によるこうした分野における中国への投資を政府が妨げる”といった過去に例のない政策です。
これを米国企業だけでなく、同盟国にも強制する可能性があるということで、関連セクターに売りが出ました。
また、その他セクターにも買いが入らず、今回のやや厳しい下げにつながったのでしょう。
フィナンシャル・タイムズは23日、中国政府が米国マイクロン・テクノロジー製半導体の中国国内での販売を禁止した場合、中国で供給不足が生じても企業が穴埋めしないように韓国政府に要請したそうです(23日、ロイターより)。
米中のハイテク産業を巡る覇権争いが厳しさを増しています。
覇権をふるう米国に対して果たして韓国は面従腹背でうまくかわせるでしょうか。
米国に従えば、最大の貿易相手国である中国でのビジネスを失いかねず、中国に従えば、同盟関係に亀裂を生じさせてしまい、安全保障の面で大きな影響がありそうです。
中国の話に戻すと、半導体・部品セクターは2営業日続けて大きく下げていますが、AI、Chat GPT関連などのセクターについては24日、上昇に転じています。
半導体・部品がどのあたりで下げ止まるのか、気になります。
テクニカルにみると、上海総合指数はここから3220ポイント辺りまでは、今年に入ってからもみ合ってきた水準で、この辺りで止まりそうな感もあります。
ここを下回ったとしても3200ポイント辺りには200日移動平均線があるので、下値は堅そうです。
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