17日の上海総合指数は1.42%高、ブレークアウト!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
17日(月)の上海総合指数はわずかに安寄り後、旺盛な買いに支えられて上昇、終値は1.42%高の3385.61ポイントで引けました。
日足チャートは大きな陽線を付けています。
セクター別では、証券、銀行、家電、油田開発、石炭、空港・空運、道路・鉄道運輸などが買われました。
一方、メディア、EC取引、Chat GPT概念、教育、通信設備、通信、半導体部品などが売られました。
17日(月)の創業板指数は0.26%高となりました。
17日(月)の上海50指数は2.01%高となりました。
上海総合指数は3月7日の場中で記録した年初来高値を超えて上昇、昨年7月5日以来の高値(終値ベース)を付けて引けました。
何か特別な材料があったわけではありません。
ただ、17日の上海、深セン両市場合計の売買代金は、1兆1208億元(21兆8556億円相当、1元=19.5円で計算)で、10日連続で大相場の一つの目安となる1兆元を超えています。
ちなみに、4月17日の東京証券取引所の売買代金は2兆2224億円に過ぎず、現在の中国本土市場の売買代金は、東京市場の約10倍にも膨れ上がっています。
外国人投資家によるストックコネクトを通した上海、深セン両市場合計の買入額は681億元、売却額は662億元(ネットでは19億元の買い越し)で、それぞれ全体の売買代金の6%程度に過ぎません。
国内勢の売買趨勢が相場を左右する構造となっていて、その国内勢が景気回復を見越して買っているといった状況です。
ゼロコロナ政策の廃止による景気の急反転に加え、政策による成長加速を期待した買いが入り昨年11月以降、上海総合指数には大きな上昇トレンドが出ています。
ただ、期待で買われる段階は既に過ぎ去っています。
投資家としては回復の状況を実際のデータで確認した上で、買い増ししたいところです。
そういった観点からいえば、明日18日(火)は第1四半期、3月の経済統計が発表される日にあたります。
データの管理は徹底しているのでしょうが、それでも一部が漏れている可能性も否定できません。
とはいえ、1-3月期の業績や、その予告を発表するところが既に出てきており、個別に見れば、例えば半導体製造装置のようなところの業績が良かったりするので、全体として景気の回復を予想する投資家が増えているのではないかと思います。
統計の発表は11時(現地時間で10時)です。
コンセンサスを示しておくと、1-3月期の実質経済成長率は3.9%(10-12月期は2.9%)、3月の鉱工業生産は4.7%増(1,2月は2.4%増)、小売売上高は8.0%増(1,2月は3.5%増)です。
上海総合指数は一旦ブレークアウトしているので、ポジティブサプライズがあれば、上昇が続きそうです。
セクター別にみると、(景気回復による)エネルギー価格上昇を予想して買われる石油、石炭開発とか、景気敏感の金融とか、ゼロコロナ政策廃止で業績が大きく回復するとみられるセクターなどが買われています。
逆に、3月以降、大相場を形成していたChat GPT概念、半導体・部品あたりに利益確定売りが出ています。
中小型材料株が売られ、大型株が買われる相場付きからも、景気回復が相場の争点になっていることがわかります。
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