10日の上海総合指数は0.37%安、利益確定売りに押される!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
10日(月)の上海総合指数は高寄り後、上値が重く、後場に入ると利益確定売りに押されました。
終値は0.37%安の3315.36ポイントで引けました。
セクター別では、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、電力などが買われました。
一方、Chat GPT関連、通信サービス、半導体・部品などが売られました。
10日(月)の創業板指数は0.14%安となりました。
10日(月)の上海50指数は横ばいとなりました。
上海総合指数は3月30日から先週末にかけて6連騰となりました。
年初来高値は3月7日に付けた3342.86ポイントですが、4月10日の寄付きではあと12ポイント足らずに迫っていました。
ただ、この高値はテクニカルには一旦売りたいポイントであり、これを超すにはそれなりのエネルギーが必要です。
6連騰と一気に上昇したこともあって、利益確定売りに押されました。
この戻り相場で大きく上げていたChat GPT関連、通信サービス、半導体・部品などに、まとまった売りが出ています。
中国の株式用語で“洗盤”という言葉があります。
仕手筋が使う“振るい落とし”に近い意味で使われます。
この下げが“洗盤”で、小規模な個人投資家の売りで大きく下げているなら、下げたところは押し目買いのチャンスとなりそうです。
ただ、材料中心の相場で、業績寄与の面で何らかの支持がない銘柄では高い株価を維持するのは難しいでしょう。
そうした観点からすれば、Chat GPT関連よりも、半導体・部品あたりの方が、押し目買いのターゲットとしては適しているように思います。
4月も中旬に入り、そろそろ1-3月期の決算が出てきます。
ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行が上昇していますが、終わった四半期の結果に期待というよりも、これから春の行楽シーズンが到来することでそれが意識されたとみています。
昨年はゼロコロナ政策の影響で厳しい結果であったこともあり、今年は業績の急回復が期待されます。
次の物色対象を探すとしたら、業績の回復が顕著となるセクターに注目したいところです。
不動産、建機あたりが今回の戻り相場で取り残された感があります。
18日(火)には3月の月次統計が発表されますが、不動産開発投資(1,2月は▲5.7%減)の動向次第では、これらのセクターにチャンスがあるのではないかとみています。
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