30日のハンセン指数は0.58%高、後場から切り返す!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
30日(木)のハンセン指数は高寄り後、売りに押される展開となりましたが、下値は堅く、後場に入ると切り返し、終値は0.58%高の2万309.13ポイントで引けました。
30日(木)の中国企業指数は0.64%高で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
NYダウの動きをみると、3月下旬に入り下げ止まり、緩やかではありますが、戻り始めています。
銀行の経営破綻も、グローバル金融危機懸念も、決して無くなったわけではありませんが、とりあえず、コントロールされています。
FRBの資産総額の推移チャートを見ると、3月7日を底に急激に戻しています。
その前をみると、量的引き締めを始めた昨年6月からはっきりと資産圧縮の状況が見て取れます。
つまり、今回のSVBの破綻などに対する金融機関全体に対する救済策として、強烈な量的緩和が行われています。
一面では、せっかくの金融正常化を試みたのにその努力が水の泡となってしまいそうで残念ですが、そうはいってもグローバル経済・金融が危機に陥ってしまってはどうにもなりません。
FRBの姿勢がこのチャートにはっきりと表れています。
少なくとも、米国金融当局の政策の遅れが原因でグローバルな金融危機に陥ってしまうようなことを過度に心配する必要はなさそうです。
香港市場は世界で最も自由度の高い市場であり、その分、投機的な値動きが生じやすい市場です。
金融危機不安で売られ過ぎたので戻している過程だとみることもできそうです。
セクター別では、あまり大きな動きは見られませんでしたが、そうした中で航空の上昇が気になりました。
中国南方航空(01055)が5.17%高、中国国際航空(00753)が3.60%高、キャセイパシフィック(00293)が2.98%高となりました。
4月下旬から付加燃料費が引き下げられるのではないかといった見通しがあります。
また、春の行楽シーズンを迎え、思った以上に需要が強いのではないかといった見方をする市場関係者が増えてきたようです。
その他のセクターでは、販売回復見通しで新エネルギー自動車が買われたり、個別での決算内容の良さが評価されセクター全体で本土不動産管理関連が買われたりしました。
一方、医薬品販売関連が売られています。
阿里健康(00241)が7.92%安、叮当健康科技(09886)が4.75%安、京東健康(06618)が3.61%安となりました。
国家は庶民の医療費負担を軽減するために購入する薬品の価格を引き下げさせています。
国家組織は定期的に薬品を集中購入するのですが3月29日午後、それが行われました。
毎回ですが、国家による集中購入は医薬品関連メーカーにとって悪材料となっています。
31日現地時間9:30には3月の官製・製造業PMIが発表されます。
2月は春節明け直後の月とあって52.6と随分と高い値となりましたが、3月はその反動で市場コンセンサスは51.8となっています。
投資家は足元の景気動向に敏感になっているだけに、サプライズがあれば株価は大きく動く可能性もありそうです。
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